自分で考える大切さ
2025-02-14 07:33:21

親子で考える「自分の行動」の大切さを描いた絵本の新刊

2025年3月1日、株式会社秀和システムから新しい絵本『たんぽぽのねがいごと』が発売されることが決定しました。この絵本は、親子で「自分で考えて行動する」ことの重要性を共に学べる内容になっています。

物語の主人公は、色が失われた街に住む少女エイプリル。彼女は周囲が忙しそうに過ぎ去り、立ち止まって考える余裕さえない状況にため息をつきます。この灰色の街の中で、エイプリルは「みんながゆっくり過ごせる街にするにはどうすればいいのだろう?」という問いを持ちます。彼女はおばあちゃんから学んだ教えを思い出し、街の人々に話を聞きながら、自ら行動を起こす計画を練り始めます。

この物語は、エイプリルが少しの問題意識から自分の考えを持ち、行動に移すことで周囲に良い影響を与えていく姿を描いています。絵本は色彩豊かで、形式も工夫がなされており、テキスト量は少なめで大きな文字が使用されています。そのため、読み聞かせにもとても適しています。

この絵本の著者であり、イラストレーターであるサリー・ソウェル・ハンは、韓国系オーストラリア人であり、シドニーでこれまでの人生の大半を過ごしてきました。現在は韓国の巨済島に住んでいます。彼女の作品は大部分が手描きで、繊細なタッチが特徴です。サリーは本作で2023年にCBCA新人イラストレーター賞を受賞するなど、その才能が高く評価されています。その他にも、「NIGHTSONG」や「Wonder Wings」などの著作があり、本作は彼女にとって初めての邦訳作品です。

翻訳を手がけたのは島津やよい氏であり、過去に多数の作品の翻訳を行ってきた実力派です。きっとこの絵本も彼女の翻訳によって、オリジナルの魅力を最大限に引き出されていることでしょう。

書籍の定価は1,980円(税込)で、全国の書店やネット書店での購入が可能です。ISBNは978-4-7980-7459-7C8798です。

親子での読み聞かせにぴったりの一冊として、ぜひ手に取ってみてください。この絵本を通じて、子どもたちが自ら考え、行動する力を養い、豊かな感性を育てるきっかけになることを願います。


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