『Earth ∞ Pieces』ミラノ公演
2025-11-18 12:41:56

多様性を音楽でつなぐプロジェクト『Earth ∞ Pieces』、2026年ミラノ上演決定!

日本発・文化共創プロジェクト『Earth ∞ Pieces』、ミラノでの新たな展開



新たな音楽のかたちを提案する文化共創プロジェクト『Earth ∞ Pieces(アース・ピースィーズ)』が、2026年3月15日にイタリア・ミラノのTeatro dal Verme(テアトロ・ダル・ヴェルメ)で本公演の第2章を迎えることとなりました。本公演は、2026年ミラノ・コルティナ冬季パラリンピックの公式文化プログラムに認定されています。この公演では、障害や世代を超え、誰もが一緒に音楽を奏でられるという理念が基盤となっています。

プロジェクトの理念と背景



『Earth ∞ Pieces』は、ベートーヴェンの《喜びの歌(第九)》をテーマに、音楽を通じて人々がつながるための場を提供しています。障害や年齢、音楽の経験に関係なく、すべての人が対等に参加できる1日完結型の参加型音楽会として設計されています。日本のアートプロジェクトの新しい形として、これまでに数多くのプレイヤーが参加しました。その中には、演奏活動の機会を失っていた方々も含まれており、異なる世代や背景を持つプレイヤーたちが作り出す合奏は多くの注目を集めたのです。

初演の成功



2024年に横浜で行われたワールドプレミアでは、「病気」「子育て」「介護」「仕事」といったさまざまな事情を抱えた28名の参加者が共演しました。このイベントは「多様性と調和の未来を体感する音楽」として大きな感動を呼び起こしました。そんな成功を受け、次なるステップとしてミラノ公演の実現が期待されています。

ミラノ公演の詳細



2026年のステージでは、ミラノを拠点とする障害のある音楽家120名が在籍する「AllegroModerato(アレグロ・モデラート)」を中心に、参加者を広く募る予定です。また、日本だけでなく世界各国からもプレイヤーが集まることで、さらに多様な音楽体験が創出されることでしょう。

音楽の祭典とも言えるこの公演が行われるTeatro dal Vermeは、音楽史において重要な役割を果たしてきた劇場で、約1,400席の大規模な会場です。ここで日本発のアートプロジェクトが上演されることは、歴史的な意義を持っています。

開催記念イベント



ミラノ公演の開催決定を記念して、2025年12月5日には東京文化会館で特別講義が開催されます。この講義では、音楽活動を通じた社会共創の可能性について専門家たちが意見を交わします。また、イタリアから「アレグロ・モデラート」のディレクター、ルカ・バルダンさんも登壇し、日伊の音楽のアプローチについて話す機会も設けられます。

これにより、音楽がいかにして社会の中でさまざまな人々をつなげるかについての理解が深まることでしょう。参加にあたっては事前申し込みが必要ですが、音楽のプロフェッショナルにとっては貴重な学びの機会です。

まとめ



多様性を重視した音楽プロジェクト『Earth ∞ Pieces』は、音楽を通じて人々の心をつなげる新しい挑戦を続けています。ミラノでの公演がどのような感動を生むのか、今から期待が高まります。音楽の力で築く共生社会の実現をともに体験しましょう。プロジェクトに関する詳細は、公式サイトで随時更新される情報をチェックしてください。


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