子どもと一緒に学ぶシステム思考の新刊が登場
合同出版株式会社が、一般財団法人クマヒラセキュリティ財団の編著による新たな実践テキスト『イラスト版システム思考子どもの問題解決力が身につく24のワーク』を2025年7月23日に全国書店およびオンライン書店で発売します。この本は、現代の国際社会で求められるスキルの一つであるシステム思考を子どもと一緒に学ぶための内容が詰まっています。
システム思考とは?
システム思考は、物事を深く理解し、複雑な問題を解決するための考え方です。この思考法は、目的(なぜこの問題があるのか)、要素(問題に関わる物や人)、そしてそれらのつながり(どう関連しているか)を考察することから始まります。これにより、見えない要素やその相互作用を探り、時間や場所を超えた視点で物事を捉える力が養われます。
具体的な活用法
本書ではシステム思考に関するさまざまなワークを紹介しており、その中には「フィードバックループ」や日常生活でのトラブルをシステムとして捉える練習が含まれています。例えば、自転車やパソコンの部品がなくなると機能が損なわれることからシステムの概念を考える一方、筆箱やフルーツボウルのように要素が欠けても目的を達成できるものとの違いを学ぶことができます。
また、子どもたちの日常でのやり取りやトラブルもシステム思考で解決するヒントになります。ポテトチップスを食べながらコーラが飲みたくなるという無限ループや、学校での友達とのトラブルを通じて、システム思考の重要性を学ぶことができるのです。
システム思考を学ぶ意義
この本は、世界経済フォーラムが示す「将来必要とされるスキル」としてのシステム思考に光を当てています。持続可能な社会を築くための重要なスキルと捉えられている中、日本の教育においても探究学習の流れが加速している今、システム思考を通じた構造的な考え方は非常に役立つでしょう。
対象年齢と著者
本書は小学校高学年から利用できる内容になっており、著者にはクマヒラセキュリティ財団の代表理事である熊平美香氏やシステム思考の教育家、ファシリテーターたちが名を連ねています。彼らは、教育と学習のイノベーションに取り組んでおり、安心・安全な社会の実現を目指しています。
この実践的なテキストを通じて、親子でシステム思考を学び、問題解決力を育くむ絶好の機会となるでしょう。ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。
本書の情報
- - 書名: イラスト版システム思考子どもの問題解決力が身につく24のワーク
- - 定価: 本体2,000円(税別)
- - ISBNコード: 978-4-7726-1568-6
詳しい情報は
合同出版の公式サイトをご覧ください。また、オンラインでの購入は
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