感動と驚きが詰まった第20回札幌国際短編映画祭の受賞作発表

第20回札幌国際短編映画祭で輝いた作品たち

2025年の第20回札幌国際短編映画祭（SAPPORO Short Fest 2025）では、世界91の国と地域から2,386作品が応募され、その中から厳選された70作品が札幌のサツゲキ劇場で上映されました。この映画祭は映画ファンだけでなく、クリエイターにとっても重要なイベントとなっています。

受賞結果

最も注目されるグランプリには、クロアチアのネボイシャ・スリェプチェヴィッチ監督作『黙っていられなかった男』が選ばれました。この作品はその繊細な表現と強いメッセージが評価され、審査員たちから高い評価を受けました。

また、国内最高賞である最優秀国内作品賞は、日本のシビラ・パトリシア監督によるドキュメンタリー『色をこえて青を見る』が受賞。多様性をテーマにした作品であり、深い考察をしながら視聴者に訴えかけます。

日本初公開の作品を対象とするジャパン・プレミア賞は、『激雷』の石原海監督が受賞しました。この映画は内容が実験的であり、視聴者に新たな視点を提供します。

その他の受賞作品

さらに注目の最優秀アニメーション賞にはチェコの『900万の色：目に見えない世界』が輝き、最優秀子役賞には岡本多緒監督による『マイ・スウィート・パーラ』のメトック・ラッソが受賞しました。

北海道メディアアワードには、小樽市のドラマ『かえる』が、アミノアップ北海道監督賞には『たまごの教室』が選ばれ、地域に密着した作品の充実ぶりが伺えます。またMicroDocs部門では、新しい才能が花開く場として注目され、18歳以下のU18部門でも『自分が選んだ自分の道』が最優秀賞に、他のクリエイターたちが素晴らしい作品を発表しました。

オンライン上映

今回の受賞作品を含むノミネート作品は、11月1日から16日までの間、オンラインで視聴可能です。全国どこからでもアクセスできるこの機会を逃さず、多くの作品に触れてみてはいかがでしょうか。

札幌国際短編映画祭は、今後も多様な視点を持つ映像制作を支援し、クリエイターたちの活躍を応援し続けます。また、映画祭の公式ウェブサイトでは、詳細な情報やチケット購入も可能ですので、ぜひチェックしてみてください。