高校生を支える!熊本版就職ガイド『ハピワク』2025年に創刊
2025年12月18日、株式会社城野印刷所が高校2年生向けに無償配布する就職ガイドブック『ハピワク熊本版』を創刊します。この取り組みは、鹿児島県で好評を博した就職支援プロジェクト『ハピワク』の熊本版です。県内での高校生の進路選択を支えるために作られたこのガイドブックは、若者のキャリア形成をサポートする重要な一歩といえるでしょう。
創刊の背景
若年人口の流出や進学先の選定、さらには県内企業の採用ニーズの高まりが熊本県の課題として浮かび上がっています。特に高校卒業後に県外へ進学・就職するケースが増加し、地元企業の採用難が深刻化しています。一方で高校生は「地元の企業についてよくわからない」「実際に働く人たちの声を知りたい」といった声を挙げており、実情を反映した「等身大の情報」が求められています。このような状況に対して『ハピワク』は、地元企業の魅力を高校生に届けることを目的としています。
『ハピワク』が提供する3つの価値
1. 無償配布の就職ガイド
このガイドブックは約7,000部が発行され、全高校に配布されます。図書館やハローワークにも設置される予定で、高校内外で進路の話題を作るための工夫がなされています。
2. 直感的なコンテンツ
高校生が読みたくなるような構成がなされており、実際に職場で働く若手社員への本音インタビューが含まれています。また、イラストを用いて“1日の仕事スケジュール”を視覚的に表現することで、職業理解を深めやすくしています。
3. 地域企業の魅力を発信
熊本県内の企業184社の魅力を紹介し、従来の求人票では伝えにくい内容をカバーしています。多様な働き方やキャリアの選択肢を提示し、高校生が自分に合った企業を見つけやすくしています。
キャリア教育の新しい形
高校のキャリア教育においても活用可能なこのガイドブックは、紙とWEBを連動させた「ハイブリッド型」の進路サポートを実現しています。冊子で基礎情報を整理し、WEBでは最新情報や特集を更新。これにより、進路情報に対する理解を深め、保護者や先生との議論の材料としても役立てられます。
まとめ
『ハピワク熊本版』は、熊本県の高校生たちの進路選択を支える重要なツールとなるでしょう。地域に根ざした情報を無償で提供することで、若者たちが地元での就職を選ぶ一助となること間違いありません。これからの熊本の未来を担う高校生たちにとって、心強い味方として寄り添っていくことでしょう。