山小屋料理人の物語
2025-02-12 11:53:29

北アルプスの小屋での料理の舞台裏を描いた新刊『黒部源流 山小屋料理人』

『黒部源流 山小屋料理人』の魅力に迫る



2025年3月5日、株式会社山と溪谷社から発売される『黒部源流 山小屋料理人』は、北アルプス・黒部源流で働くイラストレーター、やまとけいこさんによるエッセイ集です。この本は、やまとさんが薬師沢小屋という山小屋の厨房で繰り広げられる日々の出来事をユーモラスに描いています。

山小屋の“料理”にかける情熱



本書は、「山小屋料理人」としての仕事をテーマにしています。限られた食材や条件の中で、どのようにして宿泊者と従業員の心とお腹を満たすか。やまとさんが描く料理人としての葛藤や喜びは、想像以上の豊かさを持っています。届けられる食材はヘリコプターによって運ばれ、小動物との熾烈な食材争奪戦も忘れてはなりません。

このエッセイ集には、各食材にまつわる思い出や、実際のレシピもたくさん含まれており、読者は山小屋の生活に一歩踏み込むことができます。「米やキャベツ、豚肉などの基本食材はもちろん、ひじきやトマト、卵に至るまで、多彩な食文化を楽しむ姿が描かれています」

心を癒すイラストとエッセイ



やまとけいこさんのイラストは、温かさと楽しさを持つ作品が多く、文章と共にその魅力が引き立ちます。料理とは単なる食事の提供ではなく、人々を結びつける媒介でもあるのです。悩みや困難をユーモアで乗り越える姿勢は、私たちにも共感を呼び起こします。

「山小屋には驚きのエピソードが詰まっている」とモデルで登山系You Tuberの山下舞弓さんも賛同しており、本書を読むことで「山小屋の見え方がこんなに変わる」と実感できることでしょう。

著者のプロフィール



やまとけいこさんは1974年、愛知県に生まれたイラストレーターで、山や旅をテーマにした作品を手掛けています。武蔵野美術大学を卒業後、黒部源流の薬師沢小屋で働き始め、以降も多くの山での生活経験を重ねてきました。彼女の長年の経験が、今回の書籍にしっかりと活かされています。

書誌情報



  • - 書名:『黒部源流 山小屋料理人』
  • - 著者:やまとけいこ
  • - 定価:1760円(本体1600円+税10%)
  • - 発売日:2025年3月5日(水)
  • - 仕様:160ページ/四六判/4色刷

まとめ



『黒部源流 山小屋料理人』は、山小屋という特異な環境での料理人の苦悩と創意工夫が詰まった一冊です。限られた状況下で味わいを追求し、仲間と共に笑い合いながら続ける日々。美味しさと楽しさ、そして心温まるストーリーが詰まった本書は、登山者はもちろん、多くの人々に楽しんでもらえることでしょう。毎月の連載を通じて、その魅力を存分に堪能していただけること間違いありません。


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