ゴジラサイエンス展~脅威に科学で立ち向かう~
1954年に誕生したゴジラが、ついに科学技術館に襲来します!「ゴジラサイエンス展~脅威に科学で立ち向かう~」は、時代ごとの科学的課題や社会的不安を反映し続けたゴジラの作品を通じて、私たちの未来と科学との関わりを考えるイベントです。
本展では「もしゴジラが現れたら?」という想像を基に、防災や減災、未来の科学に関する理解を深めることを目的としています。この新しい学びの場では、子どもから大人までが科学とエンターテインメントを体感できる、貴重な体験が待っています。
展示の見どころ
1. ゴジラから学ぶ科学
展覧会では、ゴジラがテーマの映画を通じて、時代に伴う科学技術の進歩とその背景にある社会的な課題やメッセージを紹介します。フィクションから学ぶ科学は、私たちの科学リテラシーや自然との向き合い方を再考する手助けをしてくれるでしょう。
2. ゴジラ対策と防災科学
ここでは映画に登場するメカゴジラやスーパーXと現実の防災ロボット、最新技術を比較します。科学技術がどのように水・陸・空の自然災害に対して「対応」できるかを解説し、実際の防災や減災について考えるきっかけを与えます。
3. 大怪獣と未来の科学
科学技術の発展が引き起こす副作用によって生まれた大怪獣たち。人類は「大怪獣≒自然」とどう向き合うべきか、また自然からいかに学ぶべきかを考察し、未来に向けた安全・安心な社会を築くための科学技術の役割を探ります。
特別体験プログラム
1. サイエンス講座
本展では、様々な識者を招いた特別サイエンス講座を開催します。展示テーマに関連した自然の脅威に立ち向かうための科学技術を共に考える機会を設けています。
2. ゴジラサイエンスクイズラリー
来場者はゴジラと科学技術についてのクイズラリーに挑戦することができます。先着で顔写真入りの認定証が贈呈されますので、ぜひ挑戦してみてください!
なぜ「ゴジラサイエンス展」が注目されるのか?
この展覧会は、7 décadasにわたる社会の課題を映し出す“時代の鏡”としてのゴジラを利用し、核問題、環境破壊、感染症、災害といったテーマを象徴的に取り扱っています。ゴジラという存在が「もし現れたら?」という臨場感あふれる経験から、都市防災や危機管理への理解を深めることができます。エンターテインメントと科学の異次元コラボレーションによって、学びの手触りとワクワク感を提供する体験が新たに設計されています。
また、この展示は世代を超える共通言語としてのゴジラをテーマにしています。知名度が高く、感情的なつながりをもたらすことでファミリーや教育機関、企業から幅広い関心を集めています。科学技術の「希望とリスク」を理解するための展示構成は、来場者が最新テクノロジーの可能性とその影の側面を視覚的かつ感覚的に体感できるものとなっています。
ゴジラとは
1954年に公開された映画『ゴジラ』は単なるエンタテインメントではなく、当時の水爆実験などの社会的不安を背景に持つ深いテーマを含んでいます。シリーズにはたくさんの怪獣が登場し、中には環境問題や科学技術が引き起こした「影の側面」を持つ怪獣も存在。また、ゴジラは恐怖の象徴であり、時に人類を脅かす敵怪獣と戦うヒーローとして描かれ、多様な形で進化を続けています。ゴジラはまさに“時代を映す鏡”であり、世界的な人気を誇る日本の文化アイコンです。
開催情報
- - 会期:2026年1月15日(木)~1月27日(火)
- - 会場:科学技術館(東京都千代田区北の丸公園)
- - 入館料:大人950円、中高生600円、子ども(4歳以上)500円
※入館料のみで鑑賞可能
主催は公益財団法人 日本科学技術振興財団と科学技術館、企画・制作には乃村工藝社が参加し、監修は東宝株式会社が担当しています。科学考証には広島大学の長沼毅名誉教授と安田女子大学の安田女子大学理工学部生物科学科教授が名を連ねています。特別協賛にはヒビノ株式会社、協賛には株式会社ミュージアムクルーがあります。このイベントは公益財団法人JKA競輪の補助を受けて開催されます。
お問い合わせ
広報担当:公益財団法人日本科学技術振興財団総務室/経営企画室
TEL:03-3212-8484
FAX:03-3216-1306
Email:info-gzls@jsf.or.jp
取材のお申し込みは、上記への連絡をお願いします。