クニモンド瀧口が創り出す新しい音楽の旅
音楽界の革新者、クニモンド瀧口(RYUSENKEI)が自ら監修するコンピレーション・シリーズ「CITY MUSIC TOKYO」がついに新章を迎えた。最新作であるジャズ・ファンク編は、都会的で洗練された音楽を集めた一枚で、2026年3月4日の発売が予定されている。
ジャズ・ファンクの魅力
このアルバムは、日本コロムビアからアナログ、CD、配信でリリースされる。クニモンドが厳選した、都会の洗練を感じさせる楽曲たちは、ジャズ・ファンクやクロスオーバー、レア・グルーヴといったジャンルに根ざしている。「夜」「ドライブ」「ダンディズム」といった言葉が似合うトラック群は、まるで架空のサウンドトラックのようだ。
収録曲の多彩なラインナップ
本作には、CD初収録を含む全18トラックが収められており、収録楽曲は以下の通りだ。
01 Standard Daytime/コロムビア・オーケストラ
02 In My Feeling/弘田三枝子
03 ビーバー/古澤良治郎
04 Skyfire/大野えり
05 ムーの勇者達/羽田健太郎、ケン&ラムー・オーケストラ
06 さっそうと行く/コロムビア・オーケストラ
07 サスペンスタッチ 1/猪俣猛とサウンド・リミテッド
08 Cool Storm/服部克久
09 海(釧路まで)/ミッキー吉野グループ
10 Moon Stone/益田幹夫
11 野獣死すべし/荒川バンド
12 Monster/猪俣猛とサウンド・リミテッド
13 Breeze/稲垣次郎とソウル・メディア
14 クインシー・ハーカーのテーマ/横山菁児、トランシルバニア・バロック・アンサンブル
15 想影/ちあきなおみ
16 Lonesome Cat/Jimmy Hopps=渡辺香津美
17 古都(四)/山屋 清
18 輪廻/ミッキー吉野グループ
クニモンド瀧口の熱い想い
クニモンド自身が語るように、「CITY MUSIC TOKYO」は、街の風景を感じられる音楽を求め、シティポップやフュージョンといったジャンルを掘り下げてきた。一見、ジャズ・ファンクというジャンルは、少数派に思えるが、彼にとっては特別な意味を持つ。彼が子ども時代に聴いていたテレビドラマやアニメの音楽が影響を与えているからだ。
「僕が育った時代、ドラマやアニメのBGMにはジャズ・ファンクが多く使われていました。大人への憧れや、都会の生活が反映された音楽に懐かしさを覚えます」と彼は語る。そのため、本作はただの音源集ではなく、彼の過去と現在をつなぐ重要な作品となっている。
音楽の国際的な影響
最近では、国外でも日本のジャズ・ファンクに注目が集まっている。特に、シアトルに住む音楽家、ショーン・ウィルコットの作品が70年代の日本のサウンドトラックに影響を受けたオマージュで話題に。海外のリスナーもこのジャンルに魅了されつつあり、クニモンド自身の作品も700万回以上再生されるなど、その人気を証明している。
日本の音楽文化を世界へ
クニモンドが新たに発表する「CITY MUSIC TOKYO」ジャズ・ファンク編は、彼が子ども時代に描いた大人への憧れを反映した音楽の集合体だ。このアルバムを通じて、海外の音楽ファンや日本のシティポップの愛好者たちに、彼の想いが伝わることを願っている。
音楽は国境を越えたコミュニケーションの手段、クニモンド瀧口はその一翼を担っている。ジャズ・ファンクの爽やかなサウンドを楽しみに待ちながら、新たな音楽の旅に出かけよう。