福岡、奈良に敗北し3連敗の重圧
2025年11月8日、福岡市で行われたB.LEAGUE 2025-26シーズンの試合で、ライジングゼファー福岡はバンビシャス奈良に68-88で敗北し、3連敗を喫しました。試合は序盤から奈良の堅固なディフェンスに苦しむ展開となり、福岡はリズムを掴めずにいました。
試合の流れ
第一クォーター
試合開始早々、奈良の小林が決めた3ポイントシュートが印象的でした。福岡も寒竹のジャンパーなどで応戦しますが、シュートの精度が欠けており、主導権を獲得できません。ひとしきり打撃を繰り返しながらも、奈良の守りに堅く阻まれ、福岡は第1クォーターを9ポイントビハインドの14-23で終えました。
第二クォーター
続く第二クォーターでは、リード選手の3ポイントシュートや加藤選手の4点プレーで一時は1点差に迫る場面もありました。しかし、ターンオーバーが響き、奈良にまたもやリードを広げられました。福岡のバーレル選手が豪快なダンクを決めるも、前半を終える時点で福岡は7点ビハインドの32-39と苦しい状況です。
後半の攻防
後半に入ると、福岡の外角シュートが決まらず、奈良の古牧や坂口選手が連続で3ポイントを沈め、点差が開いていきました。それでも福岡は青木選手の3ポイントや會田選手、狩野選手の得点で歯を食いしばります。リード選手のブザービーター3ポイントが決まるなど、一時は11点差まで縮めますが、最終クォーターを迎える時には再び流れが奈良に向いてしまっていました。
最終クォーター
最終クォーターでは、アギラール選手やリード選手が得点を重ねて粘りますが、奈良は高確率の外角シュートを決め続けます。坂口選手やブレイクフィールド選手の得点で、結局福岡は最後まで流れを引き戻すことができず、68-88で敗北。これで福岡は痛恨の3連敗を喫しました。
HCのコメント
試合後の福島雅人ヘッドコーチは、奈良が怪我人から戻ったことによる結束力の高まりを評価しつつ、自チームの謙虚さの欠如について触れました。「我々は、当たり前のことを当たり前にこなしきれなかった。」と厳しい表情で語りました。特に、ターンオーバーやイージーバスケットのミスが結果に直結してしまったことを悔いており、多くのファンの期待に応えられなかったことを申し訳なく思っているようでした。また、次の試合に向けて修正の重要性を強調し、限られた時間の中で準備を整えていく意気込みを見せました。
まとめ
福岡はこれまでのシーズンで見えてきた課題が再確認された形となりました。奈良の強力なディフェンスに圧倒されながらも、追い上げを見せた選手たちの姿が印象的でした。今後の試合では、チームとしての団結力と謙虚さを持って、反攻を果たしてほしいところです。次戦に向けての準備に期待がかかります。