小学館が、マダミス通話アプリ「ウズ」を利用して、オンラインの謎解きゲーム市場に新たに参入します。2023年10月3日より、人気漫画『裏バイト:逃亡禁止』を原作にしたマーダーミステリーゲームなど、合計3作品が順次リリースされることが発表されました。これにより、デジタルなエンターテインメントの新たな可能性を開くことになります。
リリースされる3作品の概要
今回リリースされるゲームには、ホラー漫画『裏バイト:逃亡禁止』からの作品「たつ子の謎」、未来を見通す力を持つ探偵を題材にした「探偵シド・アップダイクKOBUSHI CLUB」、そして初心者向けの「旧校舎肝試し殺人事件」が含まれています。それぞれのゲームは独自のストーリーとキャラクターが用意されていて、プレイヤーに新たな体験を提供します。
『裏バイト:逃亡禁止たつ子の謎』
この作品は、2020年1月から「マンガワン」で連載されている人気のホラー漫画『裏バイト:逃亡禁止』を原作としています。主人公は、黒嶺ユメと白浜和美という2人の女性で、彼女たちは常に裏バイトに挑戦し、様々な危険に直面します。新作マダミスのゲームは、単行本10巻に収録されている「美術館スタッフ」編を基にしていて、恐怖のコマが登場することで、プレイヤーをスリル満点の世界へと引き込みます。
また、オリジナルタイトル「たつ子の謎」は、戦前の芸術家が残した肖像画を巡る恐ろしいシナリオが展開されます。プレイ人数は2人で、価格は560コイン(約800円)。発売日は2025年11月7日です。この作品には、著者の田口翔太郎さんからもコメントが寄せられており、彼の作品の恐怖をリアルに体験できるというメッセージが伝えられています。
「探偵シド・アップダイクKOBUSHI CLUB」
探偵シド・アップダイクが登場するこのゲームでは、彼が未来を見通す力を使ってさまざまな事件を解決する様子が描かれます。人気声優の福山潤がキャラクターボイスを担当し、さらにリッチな体験を提供します。プレイ人数は2人、価格は490コイン(約700円)で、2025年10月3日の発売が予定されています。
「旧校舎肝試し殺人事件」
この作品は、VRマーダーミステリー団体「イマーシブクラウド」が手がけた初心者向けのオリジナルシナリオです。プレイヤーは中学生たちが旧校舎に忍び込むところから物語が始まり、殺人事件が展開されます。このゲームはテキストが難しい方にとっても楽しめるよう、漫画のコマ形式で進める印象を持たせています。プレイ人数は4人、価格は280コイン(約400円)で、2025年10月24日に発売されます。
マダミス通話アプリ「ウズ」とは?
ウズは、スマートフォン一台でマーダーミステリーを気軽に楽しむための通話アプリです。アプリを通じて全国のプレイヤーと一緒に推理を楽しむことができ、初心者でも安心してシナリオが遊べるよう配慮されています。現在、1000を超えるシナリオが用意されており、今後もさらなる展開が期待されます。
これからも多彩な対応に対応しながら、プレイヤーに新しい物語体験を提供することを目指す小学館に、引き続き注目が集まるでしょう。