大塚康生のアニメ史
2025-04-08 08:25:10

名アニメーター大塚康生が語るアニメの未来とその歴史

名アニメーター大塚康生氏の貴重な証言集が復刊



日本アニメーション界を代表するアニメーター、大塚康生氏のロングインタビューを収めた書籍『大塚康生インタビュー アニメーション縦横無尽[新装版]』が2025年4月24日に発売されることが決定しました。この新装版は、2006年に初めて刊行された同名書籍をブラッシュアップ。カバーや装丁、文字組みが一新され、さらには新たに鈴木敏夫、押井守、おおすみ正秋各氏による貴重な寄稿や秘蔵の画稿、写真が追加されました。このように、ファンにはたまらない内容となっているのです。

大塚康生氏のアニメ界への貢献



大塚康生氏は、数々の名作アニメに携わってきたカリスマ的な存在です。『太陽の王子 ホルスの大冒険』や『ルパン三世』、さらには『未来少年コナン』など、名だたる作品において作画監督として活躍しました。「動かす」ということに対して徹底的なこだわりを持ち、アニメの表現を一新しました。特に、東映動画時代には新人の高畑勲や宮崎駿らの才能を早くから見出し、彼らを支える役割を果たしました。その結果、アニメ作品はさらなるレベルへと進化を遂げました。

大塚氏のキャリアは輝かしく、2002年には文化庁長官賞を受賞、2008年には東京国際アニメフェア功労賞、さらに2009年には日本アカデミー賞協会特別賞も受賞という、その実績はまさに日本アニメ界にとって欠かせない存在です。

インタビューの中身



本書では、映画やテレビアニメの制作実話や高畑、宮崎両監督との長年の交流、さらにはアニメの未来が語られます。取材は5年間にわたり行われ、聞き手は映画研究家の森遊机氏が務めています。大塚氏の独自の視点が反映されるユニークな内容は、アニメファンはもちろん映画ファン、昭和平成カルチャーファンにとっても貴重な記録です。

豪華寄稿も満載



本書の巻末には、大塚氏にゆかりのある著名人たちによる特別寄稿が新たに収録されています。これにより、彼のアニメ界における影響力が多角的に紹介され、さらに深い理解が得られることでしょう。

  • - おおすみ正秋氏(『ルパン三世(旧)』の監督)
  • - 押井守氏(『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』の監督)
  • - 鈴木敏夫氏(スタジオジブリ)

このように、大塚康生氏の数十年にわたる活動と思索が詰まった本書は、アニメファンにとって必読の一冊です。日本のアニメーション史を学ぶ上でも重要な資料となることでしょう。

書籍情報


  • - 書名:『大塚康生インタビュー アニメーション縦横無尽[新装版]』
  • - 著者:大塚康生・森遊机
  • - 発売日:2025年4月24日
  • - 価格:3300円(税込)
  • - 仕様:A5判・368ページ
  • - ISBN:978-4-408-65155-2

この貴重な証言集を通じて、日本アニメの魅力と未来を感じることができる一冊として、多くの人に愛されること間違いありません。


画像1

関連リンク

サードペディア百科事典: アニメーション 宮崎駿 大塚康生

トピックス(漫画)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。