伝説の格闘王・前田日明が語る格闘技への思いと朝倉兄弟の未来
5月2日(金)、オンラインプラットフォームABEMAにて、『しくじり先生俺みたいになるな!!』の最新放送がありました。この回では、日本の格闘技界で数々の功績を残してきた伝説的存在、前田日明氏が登壇しました。前田氏は49歳で父親となり、引退後の自らの変化や、若い世代へのメッセージを届けます。
朝倉兄弟に見る未来の才能
この放送の中で、前田氏は総合格闘技大会『THE OUTSIDER』で輝く朝倉兄弟についても触れました。「あの二人の素質はピカイチ」と絶賛し、特に兄の朝倉未来選手についての評価は高く、ビジネスに専念し過ぎている今の状況を心配しつつも、そのポテンシャルに期待を寄せていました。「彼らは身体のバランスが良く、パンチが突き刺さるような印象を受けた。新しい風を感じた」と前田氏は語ります。また、前田氏自身の不良経験に基づいた考え方から、「どんな悪いやつでも、有名になれば悪いことはできなくなる」との信念を持っており、THE OUTSIDERを通して不良たちを更生させることを目指してきました。
現役引退後の心境と意義
前田日明氏は、格闘技を愛し続けてきた一方、現役引退後は「どうせ独身だし、迷惑をかけないように貯金をしよう」と前向きな心構えに変わりました。そして、自身が受けた恩を感じたからこそ、次世代へその恩を返す決意を固めたといいます。彼は、周囲の人々がどれだけ支えになったかを実感し、「プロレスに救われた」と述べ、木の葉のように投入されていった数々の試練が、今の自分を作り上げてきたと語ります。
重大なしくじりの数々
とはいえ、前田氏の道のりは常に順風満帆だったわけではありません。『THE OUTSIDER』を旗揚げした際には、想定以上に過激な不良たちが集まり、「まさかの大乱闘」という事態になり、反省を強いられる結果に。「逆に不良が増えてしまった」という恐れを抱きながらも、彼は引き続き不良たちの更生を目指し続けます。彼が語るリングス時代の秘話や、スカウトした選手たちとのエピソードも印象的で、彼の情熱が伺えます。
結びに届けるメッセージ
前田氏は、若者に向けた教訓として、どんな経験も無駄にはならないとのメッセージを残しました。失敗は成長の一部であり、それを受け入れ、乗り越えた先にこそ新しい道が開けるとの思いが伝わりました。これからの格闘技界を担う朝倉兄弟たちが、どのような未来を切り開いていくのか、前田氏の言葉を胸に、注目していきたいところです。
__ABEMA『しくじり先生 俺みたいになるな!!』は、毎月第1〜3金曜の夜9時30分から配信され、見逃し配信も同様に楽しめます。詳細は公式サイトで確認可能です。__