戦争と希望の物語
2025-07-25 10:49:10

舞台『ボーイ・オーバーボード』、劇団俳優座が描く戦争と希望の物語

舞台『ボーイ・オーバーボード』が劇団俳優座に登場



劇団俳優座の長年のロングランシリーズ「戦争とは…」に新たな作品が加わります。この度上演される『ボーイ・オーバーボード〜少年が海に落ちたぞ!』は、オーストラリア青少年劇場によって2005年に初演された名作であり、今回が本邦初演となります。公演は2025年8月7日から8月15日まで、東京都港区の俳優座スタジオで行われます。

この作品は、アフガニスタンのサッカー少年ジャマルと彼の妹ビビの物語です。ジャマルはワールドカップ優勝を夢見る少年。彼の妹ビビは、兄たちと一緒にサッカーをしたいと思っていますが、女子が外に出てサッカーをすることは許されない国で育つ彼女にとって、これは一筋縄ではいかない挑戦です。さらに、ジャマルとビビの両親は密かに女子教育を行っていましたが、それが政府に発覚してしまう。家族は爆破され、ジャマルとビビはアフガニスタンからの脱出を決意しますが、その道中で両親とは離れ離れになってしまうのです。

兄妹は互いに励まし合い、「俺たちはオーストラリアに行く!」と声をかけながら不安な旅路を進みます。果たして彼らの願いは叶うのでしょうか。演出を手掛けるのは、戦争に関する深いテーマを10年に渡って描いてきた菅田華絵氏。生演奏の音楽とともに、観客の想像力を刺激する作品に仕上がることが期待されます。

出演者には、紀伊國屋演劇賞個人賞と読売演劇大賞最優秀女優賞を受賞した岩崎加根子を始め、幅広い年代の俳優たちが集結しています。80代から20代まで、さまざまな世代が同じ舞台で共演し、観客に多様な視点から戦争や社会問題を考えさせる機会を提供します。

公演情報


  • - 公演名: 劇団俳優座戦争とは…Vol.31『ボーイ・オーバーボード〜少年が海に落ちたぞ!』
  • - 公演日時: 2025年8月7日(木)〜8月15日(金)
  • - 会場: 俳優座スタジオ(東京都港区六本木4-9-2)
  • - 出演者: 岩崎加根子、遠藤剛、青山眉子、松本潤子、天野眞由美など13名。
  • - 演出: 菅田華絵
  • - チケット料金: 一般4,500円、シニア4,000円、学生(大・専)3,000円、小中高生2,500円、ファミリー券6,000円。

チケットはカンフェティにて発売中です。観劇の際、アフタートークや鑑賞サポートのプログラムも用意されており、より深い観劇体験をお届けします。
公式ホームページやチケットサイトで最新情報とともに、チケットの購入方法もご確認ください。

この舞台が、多くの観客に感動と啓発をもたらすことを期待しています。


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