現代アート入門書の決定版、山本浩貴の新作が2025年登場！

現代アートの『なぜ？』を探る新しい一冊

2025年4月22日、文化研究者であり美術史の専門家、山本浩貴氏の新著『12ヶ月で学ぶ現代アート入門』が今春、刊行されます。この本は、現代アートに対する初心者の疑問を解消するために、12のテーマに分かれた解説を提供します。アートは難解だと思われがちですが、本書ではそれを誰でも理解できるように表現しており、アートを学ぼうとする全ての人にとって必読の一冊です。

本書の構成と見どころ

この書籍は、現代アートの様々な側面を12章に分け、各テーマにおける基本的な質問に対し、読みやすく解説しています。たとえば、「現代アートって何？」や「現代アートの現代はどういう意味なのか？」といった基本的な疑問から、最近話題の「マーケット」や「ケア」といったテーマに至るまで、具体的な作品やアーティストを挙げて簡潔に説明しています。

特に、山本氏が本書のための新たな章として執筆した「マーケット」と「ケア」の内容は、近年の現代アートシーンにおいて特に重要なテーマであり、実際のアート市場や社会的側面にまで踏み込むものです。これにより、読者はアートの現状と未来についての洞察を得ることができるでしょう。

アーティストと研究者へのインタビュー

また、本書には著名なアーティストや研究者へのインタビューも収録。会田誠、飯山由貴、尾崎翠の3名のアーティストと、文化人類学者の松村圭一郎、文学研究者の小川公代が登場し、各テーマに関連する実体験や見解を共有しています。インタビューを通じて、現場の声を聞くことで、理論だけではなく実践を通じた具体的な理解が得られます。

保存版のブックガイド

さらに本書の魅力の一つとして、巻末に充実したブックガイドが収録されていることが挙げられます。各テーマに関連する書籍を初級、中級、上級の3レベルに分けて、合計36冊を厳選し、丁寧な解説とともに紹介。興味のあるテーマを深く探求したい読者にとって、まさに保存版と呼べる内容となっています。

著者のプロフィール

山本浩貴は1986年生まれの文化研究者で、現在は実践女子大学で准教授を務めています。著書には、現代アートについての深い知識に基づいた作品が多く、特に『現代美術史欧米、日本、トランスナショナル』は、彼の代表作として広く知られています。今回の『12ヶ月で学ぶ現代アート入門』は、アートに対する新たな理解を提供することで、多くの読者の支持を集めることでしょう。