三省堂書店新店
2025-12-02 13:08:30

新たな挑戦と共に145年の歴史を刻む三省堂書店神田神保町本店

新たな挑戦と共に145年の歴史を刻む三省堂書店神田神保町本店



株式会社三省堂書店・三省リアルティは、2026年3月19日に創業145周年を迎え、神田神保町に新たな本店を開店します。「歩けば、世界がひろがる書店」というコンセプトを掲げ、本を通じてさまざまな世界とつながる場所を目指しています。新店舗の発表は12月1日に約200名の出版業界関係者を招いた説明会で行われ、オンライン配信でも多くの視聴者が注目しました。

開店までの道のり



新店舗の準備は、2022年に一時閉店してからの数年間にわたるものです。代表取締役社長の亀井崇雄氏は、この間の困難な道のりを振り返り、開店までの残された時間の中で新しい店舗を進化させるためのアイデアを練っていると述べています。特に「神田神保町本店」と名付けられた新店舗は、神田区と神保町の両者の強みを生かし地域との連携を強化する姿勢が示されています。

本の街、神田神保町



神田神保町エリアは、日本の出版業界において歴史ある街として知られ、多くの書店や出版社が集まっています。近年、2025年には「世界で最もクールな街」のランキングで神保町が1位に選ばれるなど、注目が集まっています。周辺には多くの学生街もあり、学生のニーズに応えるため、スポーツ用品店や楽器店、飲食店も集結しています。

新しい取り組みとイベントの紹介



新店舗では、仮店舗からのトライアルを経て、新しい本の売り方を実践するほか、「ようこそ世界の入口へ」と題した企画棚やオリジナルカフェ「喫茶 ちそう」、さらには「三省堂書店めくる塾」といったオンラインイベントの開催が予定されています。また、「神保町いちのいち」の再開やオリジナル商品、地域の特産品の開発も進行中です。

特に注目されるのは、「THE ジャンプショップ 神保町」が4階にオープン予定であり、書店以外の文化的な交流も盛んになると期待されています。さらに、神田神保町ブックフェスティバルやPodcast番組「神保町で会いましょう」の配信も予定されています。

内装デザインと空間コンセプト



内装デザインを担当した長谷川豪氏は、次世代の書店としての挑戦を掲げ、利用者同士が出会う機会が生まれる空間を目指しました。1階は「知の渓谷」、2階と3階は「探求の洞窟」と名付けられるなど、興味を引きつける工夫が施されています。

特別対談で語られた神田神保町の魅力



説明会では、特別ゲストとして糸井重里氏を迎え、神田の魅力と今後の可能性について対談を行いました。糸井氏は「本をモノとして考えると行き詰まるが、コトとして捉え直すことで新しい価値が生まれる」と語り、亀井社長も同様に「本を読まない人に読書への興味を持ってもらうことが新店舗の使命の一つ」と述べました。

未来への展望



三省堂書店は、145年の歴史を立脚点としつつ、常に変化し続ける現代において新しい書店の形を模索し続けています。新しい神田神保町本店が、地域の人々とのつながりや文化の発信の場となり、さらなる可能性を広げていくことに期待が寄せられています。新しい書店の誕生は、読書文化の発展にとっても重要な一歩となるでしょう。

新たに生まれ変わる三省堂書店神田神保町本店が、どのような体験と感動を提供してくれるのか、今から楽しみです。


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