コカ・コーラとファミマが手を組んだフードドライブの新展開
コカ・コーラ ボトラーズジャパンと株式会社ファミリーマートは、3年目を迎える「ファミマフードドライブ」を通じて、こども食堂やフードパントリーに飲料を寄贈する新たな取り組みを開始しました。本記事では、その詳細と背景をご紹介します。
多くの子どもたちを笑顔にする寄贈活動
10月は食品ロス削減推進月間であり、両社はその意義を深めるための活動を強化。コカ・コーラ ボトラーズジャパンが余剰在庫となったPETボトル製品などを、全国12カ所のこども食堂に寄贈することを発表しました。寄贈される飲料は合計で120ケース、約2,880本にのぼります。これは、食品ロス削減に向けた積極的なアプローチの一環であり、これまでの寄贈本数は5,280本を超えました。
こうした取り組みは、特に地域の子どもたちにとって非常に重要です。寄贈を受けたこども食堂からは、「いただいたジュースは、最高のご褒美になりました!」という声が寄せられるなど、子どもたちが特別な思いを持って受け取っている様子がうかがえます。
従業員が参加する社内フードドライブ
今年から、コカ・コーラ ボトラーズジャパンでは、社員が自ら家庭からの余剰食品を持ち寄る社内フードドライブも実施しています。この取り組みに合わせて、従業員に対して食品ロスの重要性を教育するクイズやアクティビティが行われ、参加者からは「食品ロス問題をより身近に感じた」といった感想が寄せられました。
さらに、社内のフードドライブで寄せられた食品は、東京都港区と連携した認定NPO法人キッズドアを通じて、地域のこども食堂やフードパントリーに届けられます。地域社会と企業の間の良好な連携が、この活動を支えているのです。
地域に寄り添った取り組みの背景
このようなフードドライブの活動は、単なる食材の提供だけでなく、寄贈を通じて得られる子どもたちの笑顔という重要な要素があります。寄贈先の方々からは、「家計を考えると頻繁には買えず、我慢させてしまうこともある」という心の声も聞かれ、子どもたちの特別な時間がどれほど大切かを感じさせます。
また、ファミリーマートもこの取り組みにおいて重要な役割を果たしています。「ご家庭にある食べきれない食品」を店舗で集め、地域の人々が参加しやすい環境を整えることで、より多くの食品が支援につながることを目指しています。
SDGsに向けた未来志向の連携
ファミリーマートとコカ・コーラ ボトラーズジャパンは、2023年2月からSDGs領域における連携を進めています。持続可能な社会の実現に向け、多様な分野での取り組みを強化し、さらなる食品ロス削減を目指しています。
例えば、2024年には共同での清掃活動や、ペットボトルリサイクルの取り組みを実施する計画があり、地域や社会全体に貢献する姿勢を一層明確にしています。
まとめ
コカ・コーラとファミマの取り組みは、単なる企業のCSR活動を超え、地域に根ざした支援となり、多くの子どもたちを笑顔にする活動へと進化しています。これからも両社の連携が、持続可能な未来を築く力となり続けることを期待しています。