『クラフトフルネス』発売!心を整える新たな習慣
株式会社クロスメディア・パブリッシングから、2025年10月2日、陶芸家ショウコ氏の新著『クラフトフルネス』が刊行されます。本書は、現代社会における心の疲れを癒すための手仕事に焦点を当てています。デジタル化が進む日常の中で、私たちは五感を失いつつありますが、この本を通じて再びその感覚を取り戻す手助けができるでしょう。
スマホ疲れを解消する手法
現代人は、スマホやパソコンに囲まれた生活を送る中で、触覚が疎かになっています。必要な情報は迅速に得られますが、同時に時間や季節を感じる感覚が薄れてしまっています。SHOWKO氏が提案する「クラフトフルネス」は、手を使ってもの作りに没頭することで、心と身体が整う新しい手法です。このアプローチは、座禅や瞑想とは異なり、動くことで意識を集中させるため、忙しい現代人にも実践しやすいものとなっています。
手仕事がもたらす心の豊かさ
SHOWKO氏は、陶芸家の家系に生まれ、340年の歴史を持つ「真葛焼」で育ちました。手仕事の大切さを実感してきた彼が本書で伝えたいのは、ものを作る時間は単なる生産活動ではなく、自分と向き合う大切な時間であるということです。効率が重視される時代ではありますが、本書では「結果よりも過程に目を向ける時間」の価値が強調されています。
例えば、鉛筆削りやコーヒーを淹れるといった簡単な手仕事から陶芸、木工、草木染めなどの専門的な技術まで、日常に取り入れられる具体的な方法が紹介されています。これにより、心身を整える実践的な手法を学ぶことができます。
五感を開くための4つの章
本書は4つの章で構成されており、各章ごとに具体的なテーマが設けられています。第1章では「繰り返すこと」と「時間をかけること」を通して、物事の価値を再認識すること。
第2章では、実際に手を動かし、自己に没頭するための具体的な方法を学びます。
第3章では、製作物を美しく使うための知恵に触れ、最後の第4章では、自身の感性を開くためのプロセスを探ります。これらは全て、読者が実際に試すことのできる19のクラフト体験を通じて提案されています。
心を整えることの重要性
手を動かしながら得られる集中状態“フロー”や、素材との対話を通じて得る“存在の実感”こそが、この時代に私たちが再度意識すべき感覚です。忙しく過ぎていく日常において、たったこれだけの行動が心を癒し、より充実した生活を送るための助けとなることを、ぜひ体験してほしいと思います。
著者紹介
SHOWKO(ショウコ)は、京都の伝統的な陶芸家でありアーティストです。340年の歴史を持つ茶道具窯元「真葛焼」で育ち、陶芸修行を経て、自身の工房を運営しています。様々な国で活躍し、感性を開く宿「うたひ」を開業するなど、創作活動の幅を広げています。他著には『心に気持ちのよい風を通す』などがあります。
書籍情報
- - 書名: クラフトフルネス
- - 著者: SHOWKO
- - 定価: 1,760円
- - ページ数: 304ページ
- - ISBN: 9784295411390
- - 発売日: 2025年10月2日
まとめ
『クラフトフルネス』は、忙しい現代人に必要な心の整え方を提供します。ぜひ手に取って、自分自身と向き合う時間を持つことをおすすめします。