新しい時代の地域づくりをサポートする教科書
全国コミュニティ財団協会が新たに販売を開始した「市民コミュニティ財団的プログラムオフィサーの教科書」は、地域社会の発展に貢献するプログラムオフィサー(以下「PO」)を育成するための貴重なリソースとなるでしょう。
このテキストは、2021年度に実施された休眠預金活用事業「地域の資金循環とそれを担う組織・若手支援者を生み出す人材育成事業」の成果を基にして作成されています。このプロジェクトでは、実際に地域において市民コミュニティ財団を設立し、POとしての役割を果たす方々を対象に、知見とノウハウを体系的にまとめました。
新しい教科書の目的
この教科書の主な目的は、POとして新しい活動をスタートさせたり、既に活動中で基本的な部分を再確認したい方々が、地域の現状を正しく把握し、具体的な問題解決に向けたプログラムを設計・実行し、その成果を評価する一連のプロセスを理解できるようにすることです。
POは、寄付者が寄せた願いや市民コミュニティ財団が目指す助成の目的を正確に理解し、適切な団体を見つけ、資金提供を行う役割を果たします。さらには、その助成によって地域社会がどのように改善されているのかを見届ける責任も持ちます。このような重要な役割を担うPOの活動について理解を深めることが、この教科書の大きな意義です。
本書の内容
「市民コミュニティ財団的プログラムオフィサーの教科書」は、以下の章立てで構成されています。
1.
市民コミュニティ財団とは
地域に根差した市民立の組織としての財団の意義。
2.
プログラムオフィサーの仕事
- 資金助成の事業フローを学ぶ。
- 地域の課題を理解する。
- 支援を通じてプログラムを構築する方法。
- 実行のための資金支援を設計する。
- 地域団体との連携の重要性。
3.
助成プログラムの進め方
効果的な資金助成の7つのフェーズを詳述。
4.
ケーススタディ
- POが助成プログラムをどう形成・進行させるか。
- 災害時に立ち上がったももたろう基金の事例。
- SIBを扱う東近江三方よし基金のPOの視点。
- 他の助成プログラムとの差異と特徴。
さらに、最後には有用なワークシートや付録もついており、実践的な学びをサポートします。
購入方法と価格
この教科書は、税込み3,300円でAmazonにて購入できます。地域社会の未来を築きたい方々にとって、必携の一冊となることでしょう。詳しい情報は
こちらのリンクからご覧ください。
全国コミュニティ財団協会について
全国コミュニティ財団協会は、市民による地域課題解決を支援するためのネットワークです。全国32の組織が加盟し、様々な政策提言や事業運営に取り組んでいます。全国の市民が共に協力し、より良い地域作りを目指しているのです。
この教科書を通じて、より多くの方々が地域に貢献し、共に未来を築く仲間となることを願っています。