10年後のキャリアを見据えた本質的な仕事力を考える新書

10年後に差がつく「複利で伸びる仕事術」を身につけよう

株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワンから、2025年11月21日に新たな書籍『できる人が大事にしている複利で伸びる仕事術』が刊行される。この本は、ビジネスの世界で自己成長を持続するための本質的な力を身につけるための方法を提供する。

著者は、宮脇啓輔氏。経営者として50社以上のマーケティング支援を手掛ける彼は、若い頃に優秀な先輩たちから教えられた“成長の基盤を築く思考や行動”を、34の具体的な指針としてまとめている。

短期成果ではなく長期的な成長を目指す

現代社会ではタイパ（時間対効果）やコスパ（コストパフォーマンス）が重要視され、成果を早く出すことが求められる。しかし、本書ではそんな短期的な成果主義から脱却し、「複利で伸びる仕事術」を身につけることが強調されている。サイバーエージェントでの経験を経て、スタートアップでの活躍を経て、宮脇氏が体得した技術についての具体例が多く紹介されている。

この本には、日本最大級のクリエイティブコンテスト「創作大賞2024」のビジネス部門で入選したエッセイ『「頭の回転が速い」を科学する』も収録されており、SNSやビジネスシーンで話題になった仕事術が詰まっている。

仕事で結果を出すために必要な要素

本書では、才能よりも技術が重要だと説いている。問題解決のための思考法や、行動の柔軟性、そして目標に忠実であることの重要性が解説されている。具体的には、課題の中心を見極める力や、叩かれる余裕を持つこと、手段よりも目的に重きを置くことが挙げられる。これらの考え方は、どんな職業や業種でも役立つ基本的なスキルである。

誰におすすめ？

この本は、特に以下のような人々におすすめしたい。

- 短期重視の仕事スタイルから卒業したいと考えている人
- 同期や周囲の成果に焦りを感じる20代の社会人
- キャリアの成長が頭打ちになっている30代ビジネスパーソン
- チームや人材の育成に頭を悩ませているリーダー層

目次紹介

1. 序章: 20代後半から成長する人は、必要なスキルを身につけている
2. 第1章: 成長のためのスキル①: ソフトスキルを強化する
3. 第2章: 成長のためのスキル②: 学び方を体得し、自分を育てる
4. 第3章: 成長のためのスキル③: 人間関係や環境を整え、勝機を引き寄せる

著者について

宮脇啓輔氏は株式会社unnameの代表取締役であり、マーケティングコンサルタントとしても知られる。彼は立教大学を卒業後、2014年にサイバーエージェントに入社し、様々なソフトスキルとマーケティングの基盤を築いてきた。さらに、BASE株式会社やペイミーでの活躍を経て2019年にunnameを創業。自身の持つ経験をもとに、若い世代に向けたメッセージを発信している。

本書では、彼が得た知識と経験、そして独自の視点がふんだんに盛り込まれており、今後のキャリア形成に悩むすべての人にとっての指南書となるだろう。