櫻田智也の初長編『失われた貌』が韓国で翻訳版刊行決定!
日本のミステリ界期待の新星、櫻田智也の初の長編小説『失われた貌』が、発売前から韓国、さらには中国や台湾、タイからも翻訳版に関する問い合わせが殺到し、ついに韓国で翻訳されることが決定しました。このニュースは、日本のミステリー愛好者だけでなく、国際的な書籍市場においても大きな関心を集めています。
作品の魅力
『失われた貌』は、櫻田が描く独自のミステリーのスタイルが色濃く表現されています。物語は、顔を失った遺体の正体を追う刑事の目を通じて進行します。多層的に敷かれた伏線や緻密なキャラクター描写は、読者に深い感動を与え、物語のクライマックスでの逆転劇に驚かされることが必至です。特に、登場人物たちのドラマが交錯しながら進むストーリーは、胸に響く感情を引き起こします。
韓国出版社のコメント
翻訳版の刊行が決定したことを受け、現地出版社「O'fanhouse」編集長の李起雄氏は、「『失われた貌』は単なる商業的な成功を狙った作品ではなく、真に読者に届けたい作品だと感じました」と感想を述べています。彼は、作品が提示するミステリーとしての完成度や、登場人物の細やかな物語に圧倒されたと語り、この作品の魅力が韓国の読者にも伝わることを期待しています。
著名作家たちの称賛
また、日本の人気作家たちもこの作品に対する称賛のコメントを寄せています。
- - 伊坂幸太郎氏は、「ミステリーが好きで良かったと実感する作品です」と言い、主人公の日野の葛藤に思いを馳せました。
- - 恩田陸氏は、その捜査と謎解きの絶妙なバランスを「驚異的」と表現し、全てのピースが収束していく様子に興奮を隠せない様子です。
- - 米澤穂信氏は、作品の成熟度と真相の大胆さを称賛し、「待ち望んでいたミステリーがついにここに」とのコメントを寄せています。
内容紹介
『失われた貌』では、山奥で発見された顔を潰された遺体が物語の発端となります。捜査は進むものの、事件にはさまざまな人間模様が絡み合っていきます。小学生が「お父さんかもしれない」と抱える疑惑は、過去の記憶と絡まり、複雑な人間ドラマが展開されます。このように、表面的には無関係に思える出来事が、次第に真実へとつながっていく様子が魅力的に描かれています。
著者プロフィール
著者の櫻田智也は1977年生まれの北海道出身であり、2013年にデビューを果たしました。その後、彼の作品は、多くの賞を受賞し、確固たる地位を築いています。『失われた貌』は彼にとって、初の長編小説であり、多くのファンの期待が寄せられています。
書籍情報
- - タイトル: 『失われた貌』
- - 著者: 櫻田智也
- - 発売日: 2025年8月20日
- - 定価: 1980円(税込)
- - ISBN: 978-4-10-356411-9
- - 書籍シェアURL: 新潮社公式サイト
この作品が日本から韓国に紹介され、多くの読者に読まれることを願ってやみません。櫻田智也が描く独創的なミステリーの世界に、ぜひご注目ください。