父と認知症の葛藤
2025-04-24 11:05:17

認知症をテーマにした感動のコミックエッセイ『大嫌いだった父が認知症になった日』

認知症をテーマにした新たなコミックエッセイ



2025年4月24日(木)に株式会社竹書房から、コミックエッセイ「せらびぃ」の連載作品である『大嫌いだった父が認知症になった日』が出版される。この作品は、著者である鐘木ころも氏が自身の経験をもとに、父との葛藤を描いた物語となっている。

あらすじ



物語の主人公は、父が認知症と診断された日から自らの心の変化と向き合うことになる。子供の頃、怒鳴ってばかりであった父に強い嫌悪感を覚え、自分の人生において、父の存在は負担に感じていた。しかし、認知症の影響で見せる父の新しい一面に、次第に心が揺れ動く。この作品は、認知症によって変化した父の姿と、それを受け入れられない主人公の苦悩を描いている。

「ありがとう」「ごめんね」といった言葉を投げかけてくる父。しかし、それは本心なのか、それとも病によるものなのか…そのジレンマに悩む主人公は、父との関係の本質に立ち向かうことになる。

見どころ



このエッセイでは、父と息子の関係が認知症を通じてどのように変わりゆくのかが主題として描かれている。認知症によって知られざる父の姿を目の前にし、主人公はその葛藤の中で家族の絆の本質を再考せざるを得なくなる。それは単なる家族間の問題にとどまらず、読者自身にも「家族とは何か」を考えさせる力強いメッセージが込められている。

また、鐘木ころも氏のユーモアと感受性が融合した独特のタッチで描かれるこの作品は、笑いあり、涙ありのストーリーが展開される。父の不器用な愛情表現にも胸が温かくなる瞬間があり、読者は親子の新たな関係性に共感を抱くことだろう。

書誌情報



このコミックエッセイは、A5判で144ページ、価格は1,430円(税込)となっている。多くの人が抱える親子の問題を生々しく描き出した本作は、2025年4月24日に発売される。

作家プロフィール



鐘木ころも氏は、脱サラ後に漫画家としてデビュー。ギャグマンガやホラー漫画を得意としながら、イラストレーターとしても幅広い活動を行っている。SNSでは、自身の作品に関する情報などを発信しているので、ぜひチェックしてみてほしい。


コミックエッセイ「せらびぃ」とは?



「せらびぃ」は、竹書房が発行するコミックエッセイのシリーズで、「C'est la vie(これが人生さ)」という名称のもと、多様な人生の物語を収めている。このシリーズでは、さまざまなテーマをもとにした作品が次々と登場しており、毎月第2・第4金曜日に配信される。

このエッセイを通じて、認知症の現実や愛のあり方、家族間の絆について考える機会を得られるだろう。このコミックエッセイ『大嫌いだった父が認知症になった日』は、父と子の関係を通じて、読者に人生の大切さを伝える感動的な作品である。


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