書籍『虹の橋へ旅立ったあの子が教えてくれること』の紹介
2025年2月3日に株式会社自由国民社から発売される書籍『虹の橋へ旅立ったあの子が教えてくれること』は、ペットとの別れに直面した人々に向けた深いメッセージを届ける一冊です。著者は、獣医師の先崎直子氏と公認心理師の井手敏郞氏。ペットに対する愛情や悲しみを丁寧に紡ぎ出すストーリーを通じて、私たちが直面するペットロスについて考えさせられます。
背景とペットブーム
コロナ禍において、さまざまな生活様式が変化し、多くの人が自宅で過ごす時間を増やす中、ペットを飼うことがブームになりました。これに伴い、今後5年から10年後にはペットロスが社会問題として浮上する危険性があるとのことです。ペットは私たちにとって、家族やパートナーとしての存在であり、その寿命が短いことに伴う別れは誰にでも訪れる試練です。
この本は、ペットとの関係性や別れを経験した9つの物語を通して、ペットロスを迎える人々に寄り添うことを目的としております。ここからは、主な物語の内容に触れていきましょう。
9つの物語の紹介
1.
コロが教えてくれたこと:認められにくい悲しみを抱える中で、コロの存在がどのように心の支えとなったのかが描かれています。悲しみをどう表現し、そして受け入れるか。
2.
ユキちゃんの奇跡:グリーフの5つの反応を通じた自己理解の道のり。悲しみの中でも奇跡を見出すことができる力を教えてくれます。
3.
自閉症の息子とミー:自閉症や情緒障害を抱える子どもにとって、ペットがもたらす癒しと支えについて考えさせられます。ペットたちとの出会いが、心の成長にどれほど寄与するかの物語。
4.
失われた日々、訪れた記憶:別れの悲しみとともに、死と向き合う中で浮かび上がる4つの課題について考えます。
5.
生まれてきてくれてありがとう:愛するペットへの感謝の気持ちと、具体的な対処法を見つける過程が描かれています。
6.
母から預けられたもの:高齢者とペットの暮らし。健康を保つためのペットとの関係の重要性も語られます。
7.
星空の下でまた会える:支援を求める勇気を持つことが、どれほど心の支えになるかを伝えています。
8.
ふぅちゃんと紡いだ絆:愛と喪失が交錯する中で、泣くことと笑うことを共にする意味を探る物語。
9.
ありがとうと言えるまで:心的外傷後に成長する姿。悲しみを抱えながらも前に進むための力を見出す旅。
まとめ
『虹の橋へ旅立ったあの子が教えてくれること』は、ペットを失った悲しみを共有し、再び笑顔を取り戻すための道筋を提供してくれる素晴らしい書籍です。やさしいイラストと共に心の温まる物語が展開され、読み手を優しく包み込んでくれます。ペットとの別れに苦しむ全ての人々に力を与える一冊として、多くの人に手に取っていただきたい作品です。
この本の購入は、
楽天ブックスや
Amazonから可能です。