新刊絵本『えいきゅうしちゃん』の魅力に迫る!
最近、子どもたちが歯みがきに興味を示さないことに悩む親御さんに朗報です。人気絵本『いっさいはん』の著者、minchiによる新作『えいきゅうしちゃん』がついに発売されました。この絵本は、子どもたちに歯の大切さを楽しく伝えることを目的としており、楽しい物語を通じて歯磨きへの興味を引き出します。
絵本の概要
『えいきゅうしちゃん』では、主人公のおーちゃんと新しい友達、えいきゅうしちゃんとの出会いから物語が始まります。えいきゅうしちゃん(永久歯)は、おーちゃんの元にやってきた新しい仲間で、彼と乳歯であるにゅうしちゃんとのバトンタッチが描かれています。このストーリーには、歯の役割や虫歯の予防法、歯がおれたときの対処法などが織り込まれており、学びながら楽しむことができる内容が盛りだくさんです。
乳歯から永久歯への贈り物
本書では、乳歯が持つ役割をしっかりと説明し、続いて永久歯の大切さを伝えています。この乳歯から永久歯への「バトンタッチ」シーンは、少し切なくも心温まる瞬間で、子どもたちの心に響くことでしょう。また、乳歯がどのように新しい食べ物を食べやすくし、永久歯がどのようにしっかりとした食生活を支えるかについても、イラストを交えながら楽しく学べる工夫がなされています。
歯磨きの大切さを遊びながら学ぶ
絵本を通じて、虫歯のメカニズムや予防法も学べます。例えば、虫歯のもととなるバイ菌たちがどうやって歯を傷つけるか、その過程を楽しく描いているのです。子どもたちは物語を通して、歯磨きの重要性を自然に理解し、実際に歯を磨くことが楽しくなるでしょう。ストーリーの中で、歯ブラシやデンタルフロスの使い方も紹介されているため、実践的なアドバイスが得られます。
緊急時の対処法も学べる
また、ぎょっとするようなシチュエーションも描かれています。例えば、えいきゅうしちゃんが公園で折れてしまうストーリーです。このような緊急時にどのように対処すべきか、具体的なアドバイスもストーリーの中に盛り込まれているため、子どもたちは遊びながら緊急時の対応も学ぶことができます。牛乳や保存液の使用方法なども登場し、親も安心できる内容になっています。
歯科医院の雰囲気を身近に
さらに、絵本の中で歯科医院の環境も紹介されます。歯医者さんだけでなく、歯科衛生士や様々な器具がキャラクターとして登場し、子どもたちにとって歯科医院が少し身近な存在に感じられるよう工夫されています。治療の様子が柔らかなタッチのイラストで描かれるため、怖がらずに歯に関心を持てるようになるでしょう。
書誌情報
本書の詳細は以下の通りです。
- - 書名: えいきゅうしちゃん
- - 著者名: minchi さく・え
- - 監修: 井上裕子(歯学博士)
- - 出版社: 株式会社岩崎書店
- - 定価: 1,430円(本体1,300円+税)
- - 判型: B5判
- - 頁数: 24ページ
この秋、お子さんと一緒にこの素敵な絵本を手に取って、楽しく歯について学んでみてはいかがでしょうか。興味を持った方は、ぜひ書店やオンラインでの購入を検討してみてください!