ヒトが引き起こした絶滅の歴史を紐解く書籍が登場!
現在私たちが住む地球には、多様な生き物たちが存在していますが、その陰には数えきれないほどの絶滅の物語があります。これらの悲劇は主にヒトの手によって引き起こされてきました。この度、そんな絶滅した生物たちの歴史を楽しく学べる書籍『だいたいヒトがやらかしました絶滅生物事典』が発売されることとなりました。
魅力的なコンテンツ
本書は、ヒトが原因で絶滅した生物たちを、オールカラーの美しいイラストとマンガで華やかに紹介しています。読者は、堅苦しい解説ではなく、楽しみながら知識を深めることができるのです。豊富な説明文も添えられ、特に小さなお子様から大人まで幅広い層にアプローチできる内容となっています。
監修者の紹介
本書を監修したのは、国立科学博物館の生命史研究部で働く木村由莉先生。恐竜や古生物の研究に精通した専門家であり、教育者でもあります。その豊富な知識と経験が、書籍に生かされているのは間違いありません。
展示会との関連性
本書は、2025年11月1日から2026年2月23日まで東京・上野の国立科学博物館にて開催される特別展「大絶滅展-生命史のビッグファイブ」と連動しています。この展覧会では、過去5回の大規模な生物絶滅事件をテーマに、不思議で貴重な展示が行われる予定です。
しかし、本書はこれらの古い事件ではなく、ビッグファイブの後に人間の影響で絶滅した生物たちに焦点を当てています。今日、私たちは「第6の大絶滅期」とも呼ばれる危機に直面しており、これはすべてヒトに起因しています。狩猟や環境破壊が引き金となり、かつては存在していた生物たちが消失してしまったのです。
学びを通じた未来へ
この書籍は、ヒトの行動が他の生き物に与える影響を再認識するための一冊でもあります。どのようにすれば私たちが未来に残すべきものや生態系を守るために、何をしていくべきなのか。本書を通じて、私たち一人一人が考えるきっかけになればと思います。
著者たちの実績
木村由莉先生の他にも、イラストとマンガを手がけたウラケン・ボルボックス氏や、文を担当した山﨑 実香氏も、それぞれの専門分野で活躍する著者です。ウラケン氏は生物多様性をテーマにした作品を手掛けており、山﨑氏はサイエンスライターとして著名です。このように、豪華な顔ぶれが集まった本書は、内容の充実度にも自信があります。
書籍の概要
「だいたいヒトがやらかしました絶滅生物事典」は、159ページにわたって、過去に地球上に生息していた生物たちの絶滅の理由を解説します。定価は1,600円(税別)で、発売日は2025年10月29日。ISBNは9784576251158です。
本書は、ただの知識を提供するだけでなく、私たちがどのように地球環境を守っていくべきかを考えさせる、意味深い一冊となっています。あなたもこの機会に、絶滅した生物たちの物語に耳を傾けてみませんか?