新たな文学とファッションの融合
2023年10月24日、株式会社講談社による新刊『New Manual』が世に出ます。この作品は、文芸誌「群像」とファッションブランド「NEW MANUAL」という、異なるジャンルのコラボレーションによって誕生しました。目の前に広がるのは、文学とファッションの新たな切り口が開ける、まさに革新的な作品です。
「New Manual」とはどんな本?
『New Manual』は、現代のヴィンテージを再解釈し、それを文芸の視点から探求することをテーマとしたアンソロジーです。執筆陣には、町田康さんや燃え殻さん、片岡義男さん、北方謙三さん、舞城王太郎さん、山内マリコさん、朝吹真理子さん、金原ひとみさんといった著名な作家が名を連ねています。彼らは「服・時間・ヴィンテージ・着ること・生きること」というテーマで、各々が文学的な表現を通じて独自の視点を提供しています。
文才とビジュアルの融合
この本の魅力は、文才だけではありません。世界的なフォトグラファーであるTAKAYさんが、執筆陣の多様なバックグラウンドを持った現代の「NEW MANUAL」を日常の中で捉えたビジュアルも収録されています。文学的なストーリーテリングと、洗練されたビジュアルが融合することで、より一層深い読み応えと視覚的な楽しみを提供する内容となっています。
目次をチェック!
本書は全八章で構成されており、各作家の独創的な作品が楽しめるようになっています。その概要は以下の通りです:
1. 「永遠の唄」 – 町田康
2. 「made in」 – 燃え殻
3. 「月の光と薔薇の花」 – 片岡義男
4. 「デニムハンター」 – 舞城王太郎
5. 「されどジーンズ」 – 北方謙三
6. 「ワンピース旅をする」 – 山内マリコ
7. 「ぼろ」 – 朝吹真理子
8. 「ディスコネクテッド」 – 金原ひとみ
これだけでも内容の豊かさが伺えます。
『New Manual』の製作背景
「NEW MANUAL」は、2022年に設立されたファッションブランドで、ヴィンテージの魅力を現代に再現することを目的にしています。その理念に基づき、さまざまな偶然が重なって生まれた特別な表現物に焦点を当て、現代の文脈でヴィンテージを再評価することを目指しています。このコンセプトが、文芸誌「群像」とのコラボレーションを通じて、さらに強調されています。
書誌情報
- - 書名: 『New Manual』
- - 著者: 町田康、燃え殻、片岡義男、北方謙三、舞城王太郎、山内マリコ、朝吹真理子、金原ひとみ
- - 写真: TAKAY
- - スタイリスト: 長瀬哲朗
- - アートディレクション: 後智仁
- - 発売日: 2023年10月24日
- - 価格: 3,520円(税込)
- - 判型: A5版、204ページ
- - ISBN: 978-4-06-539868-5
この新たな文芸書は、単に読むだけでなく、視覚的にも楽しめる一冊となっており、ファッションと文学に興味がある方には特におすすめです。
『New Manual』を手にして、新しい文学の世界に触れてみてはいかがでしょうか?