日本コカ・コーラ守山工場がAWS認証を取得、水資源保全へ前進

日本コカ・コーラが新たな一歩を踏み出す

日本コカ・コーラ株式会社（本社:東京都渋谷区）は、重要な発表をしました。滋賀県守山市に位置する守山工場が、国際水資源管理の認証である「AWS（Alliance for Water Stewardship）」のコア認証を取得したのです。このニュースは、同社が水資源管理に注力し、持続可能性を追求していることを示す重要な証しとなります。

AWS認証とは？

AWSは、水資源の責任ある管理を推進するため、NGOと企業が共同で設立した国際団体です。この団体が提供する認証は、持続可能な水利用を促進し、水の保全に寄与する意義あるものです。守山工場は、国内では白州工場に次ぐAWS認証取得施設となり、コカ・コーラシステムにおける重要な拠点としての役割を果たしています。

取得の背景とは？

今回の認証取得においては、守山工場が「AWS規格」に基づいて地元の行政や地域社会との連携を強化し、全世界のコカ・コーラシステムが共通で用いる「KORE」による水質管理を行ったことが評価されました。このシステムは、原材料の調達から製造、物流、販売までの各プロセスにおいて、品質や食品安全、環境保護、労働安全衛生に関する厳密な基準を設定しているのです。

地域との協力体制

また守山工場は、滋賀県湖南市にある夏見生産森林組合と「琵琶湖森林づくりパートナー協定」を2024年10月に締結する予定です。この協定により、日本コカ・コーラシステムの全国22の工場が地域と協力し、水源の保全に向けた活動に取り組むことになります。これにより、持続可能な自然環境を守るだけでなく、地域社会への貢献も果たしていく予定です。