中村ピアノが「ニポポのうた」をリリース！感動のストーリーに迫る

中村ピアノが新曲「ニポポのうた」を発表

弾き語りシンガーの中村ピアノが、2025年5月28日に新曲「ニポポのうた」を配信リリースします。この楽曲は、北海道・オホーツク海を舞台にした物語を背景としており、特に注目を集めるのは、曲のテーマである「ニポポ人形」です。

ニポポ人形とは？

「ニポポ人形」とは、網走刑務所で受刑者が作成する木工民芸品です。彼らは、人々の悲しみや涙を表現するために、その姿を彫り込むことで知られています。この人形の背後には深い物語があり、受刑者たちが自らの過去を振り返るきっかけともなっています。

中村ピアノは、ドラゴンクエストのシナリオライターとして知られる堀井雄二が手掛けた、1980年代に大ヒットしたアドベンチャーゲーム『オホーツクに消ゆ』を実際にプレイし、その感動的なストーリーに心を打たれました。そして、その経験を元に「ニポポのうた」を制作しました。リリース日と同日に公開予定のミュージックビデオでは、彼自身がゲーム内のキャラクター「野村真紀子」に扮して歌います。

音楽とゲームの融合

音楽とゲームの融合が見られる本作は、新たなアプローチでリスナーに感動を伝えます。特に、ニポポ人形の悲しみや受刑者たちの思いを感じながら聴くことで、単なるバラードを超えた深いメッセージが響くことでしょう。リスナーは楽曲を通じて、離れた存在であるニポポ人形と接し、今まで知らなかった北海道の歴史や人々の心情に触れることができます。

中村ピアノのプロフィール

中村ピアノは、ピアノの巧みな演奏と感情豊かな歌声で多くのファンを魅了しています。かつては東京事変のベーシストである亀田誠治が率いるサークルに所属していた彼ですが、2018年には「銃声と花びら」、2019年には「東京ディスコティック！！」をユニバーサルミュージックからリリースするなど、着実にキャリアを築いてきました。

また、テレビでも多くのタイアップを果たしており、テレビ東京「勇者ああああ」やtvkテレビ神奈川「関内デビル」などでのパフォーマンスも注目です。2020年にはユニット「猫ピアノ」を結成し、猫ひろしのマラソン体操ソングを制作するなど、幅広い活動を展開しています。