結城真一郎の新作小説『どうせ世界は終わるけど』刊行!
本日、2025年5月28日に、ミステリ界のエース・結城真一郎の新作が小学館から登場しました。そのタイトルは『どうせ世界は終わるけど』。デビュー以来、多くの読者を魅了してきた結城氏が描く新たな物語に期待が寄せられています。この作品は、人類滅亡までのカウントダウンをテーマにしており、衝撃的なニュースが伝わる中でどのように人々が希望を見出していくのかを描いています。
希望が詰まった連作短編集
本書は連作短編集として構成されており、人類の未来が危ぶまれている状況の中でも、登場人物たちのささやかな勇気や優しさが世界に希望をもたらす様子が描かれています。具体的には、100年後に訪れるという小惑星の衝突の緊迫感がありながらも、その猶予期間を利用して人々がどのように前向きに生きていくかを描写しています。「どうせ世界は終わるけど」というタイトルには、終わりを迎えることに対する無力感とは裏腹に、それ以上の人間の強さや愛が表現されていると言えるでしょう。
紀伊國屋書店の高槻阪急スクエア店の北辻祥子さんは、『どうせ世界は終わるけど』の感想を「その『けど』に、人の希望が夢が優しさが、言ってしまえば『愛』がめいっぱい詰まっていると感じた」と評しています。この本が多くの読者にとって心の支えとなることを期待してやみません。
メディア出演と韓国翻訳
『どうせ世界は終わるけど』のリリースを祝して、著者の結城真一郎氏は、5月31日に放送される「王様のブランチ」(TBS系)BOOK特集に出演することが決まっています。また、書評家のスケザネ氏との文芸ポッドキャスト「本の窓」での対談も予定されており、メディアからの関心の高さが伺えます。
さらに、韓国からの翻訳オファーも届き、O'FAN HOUSEからの出版が決定しています。担当の李起雄氏は、本作が令和という時代の不安と希望を描いており、韓国の読者にも響くと確信しているとコメントを寄せています。
コラボ企画も実施
また、発売を記念して、小説投稿サイトmonogatary.comとのコラボ企画「『どうせ世界は終わるけど』 × monogatary.com#どうせか 発売記念コラボコンテスト」が実施されました。テーマは「人類滅亡まで、あと100年」で、452作品が集まり、最終的に結城氏により大賞作が選ばれました。受賞作である「地球防衛省戦略室」も、結城氏の選評とともに特設サイトを通じて楽しむことができます。
結城真一郎プロフィール
結城真一郎は、1991年に神奈川県生まれ。東京大学法学部を卒業後、2018年にデビュー作『名もなき星の哀歌』で新潮ミステリー大賞を受賞し、以後数々の人気作を発表しています。特に、ベストセラーとなった『#真相をお話しします』などは多くの読者に支持されています。
書籍情報
『どうせ世界は終わるけど』は、定価1,870円(税込)、四六判で336ページのボリュームとなっており、ISBNは978-4-09-386754-2です。詳細は特設サイトでの試し読みや書店員コメントもチェックすることができます。ぜひ手に取って、新たな読書体験を楽しんでみてください。
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