佐伯泰英の復刊
2025-06-04 10:52:31

佐伯泰英の時代小説『交代寄合伊那衆異聞』と『密命』が復刊決定!

佐伯泰英の名作時代小説が復活



佐伯泰英さんの傑作時代小説シリーズ『交代寄合伊那衆異聞』と『密命』が、2023年6月より光文社文庫と文春文庫から順次復刊されることが発表された。読者の期待に応えるこの復刊は、佐伯さんにとっても大きな挑戦であり、特に80歳を超えた今、新たな読者層との出会いを楽しみにしているとのことだ。

時代小説シーンを変えた佐伯泰英



佐伯さんは、文庫書き下ろしの時代小説という新たなジャンルを確立し、その手掛けた作品は300冊を超え、累計発行部数は7800万部を突破している。彼の作品は、独特のスリルと展開に溢れ、読者を飽きさせることがないことで広く愛されている。

交代寄合伊那衆異聞シリーズ



『交代寄合伊那衆異聞』は、江戸時代の信濃国伊那谷を舞台に、信州伊那の旗本、一万石未満の交代寄合衆を描いている。物語の主人公、本宮藤之助は、当初は平凡な家臣だったが、さまざまな事件を経て予想外の大出世を遂げる。

第1巻では、安政二年に発生した大地震が舞台の中心となり、藤之助の人生が大きく変わるきっかけとなる。江戸、長崎、さらには上海へと物語は進展し、数々の事件が彼を待ち受ける。この作品は全23巻で構成されており、一冊一冊が歴史の神秘と人間の深い心理を描き出す。

密命シリーズ



一方、1999年から始まった『密命』シリーズは、佐伯さんの時代小説転向第一作であり、累計740万部を超える人気を誇る。剣豪小説でありながら、家族の絆や成長、挫折、喜び、悲しみを描いたこの物語は、読者に深い感動を与えてきた。

物語は、豊後相良藩の剣士、金杉惣三郎を中心に展開し、彼の波乱万丈の人生が描かれる。ある出来事から「ふぬけ」を装って生活するが、藩を揺るがす事件が発生し、再び剣を取ることになる。

新たな挑戦と期待



佐伯さんはこの二つのシリーズの復刊を通じて、過去の作品が今の読者にどう受け入れられるのか、その反響を楽しみにしている。この復刊に際して様々な新しい要素も取り入れられており、熟練のファンはもちろん、新規の読者にとっても新たな発見が期待できる。

復刊スケジュール



  • - 『変化交代寄合伊那衆異聞(1)決定版』: 6月11日発売
  • - 『雷鳴交代寄合伊那衆異聞(2)決定版』: 7月9日発売
  • - 『風雲交代寄合伊那衆異聞(3)決定版』: 8月7日発売
  • - 『見参! 寒月霞斬り密命(一)決定版』: 6月4日発売
  • - 『弦月 三十二人斬り密命(二)決定版』: 7月8日発売
  • - 『残月 無想斬り密命(三)決定版』: 8月5日発売

この復刊を機に、佐伯泰英の世界を改めて体験してみるのは、読書ファンにとって特別な機会となるだろう。ぜひお見逃しなく!


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