綿矢りさの新作長編恋愛小説『激しく煌めく短い命』がついに発売！

綿矢りさが贈る集大成的長編小説

著名な作家・綿矢りさの集大成とも言える恋愛小説『激しく煌めく短い命』が、2025年8月25日に株式会社文藝春秋から発売されました。この作品は、彼女が過去4年間にわたり連載を続けてきた壮大な物語で、印刷枚数はなんと1300枚にも及びます。

物語の舞台は京都から始まります。主人公である久乃（ひさの）は、中学校の入学式で同級生の綸（りん）に出会い、瞬時に心を奪われます。二人は周囲の偏見を乗り越えながら、手探りで愛を育んでいきます。「名前なんか、どうでもいーやん。私は久乃が好き。久乃は私が好き。それで十分やろ」と語る様子からは、若き日の純粋な感情が伝わってきます。しかし、一つの出来事が二人を引き裂くことに。

時が経ち、再び東京で出会うことになる二人の関係は果たしてどうなるのか。物語は、愛と青春、友情、そして人生の機微を描き出しています。京都と東京を舞台にしたこの作品は、20年近くにわたる女性同士の嵐のような友情を描いており、感動の波乱に満ちた叙事詩となっています。

綿矢りささんは、1984年に京都で生まれ、2001年にデビューを果たしました。彼女の代表作には「インストール」、「蹴りたい背中」、「かわいそうだね？」等があり、数々の文学賞を受賞しています。今回は、その豊かな経験と感性をもとに、長編小説でありながら、読みやすい文体で書かれたこの作品が多くの読者に愛されることでしょう。

著者は「この作品では、二人の登場人物を通じて、人間関係の複雑さや愛の形を探求していきたい」とコメントしています。多様性が求められる現代において、久乃と綸の物語は共感を呼ぶものであり、彼女たちの心の深淵を覗くことで、読者は新たな発見をすることができるでしょう。

この物語はすでに多くの期待を集めており、文藝春秋のウェブサイトでは書誌情報も公開されています。640ページに及ぶこの作品は、5937円（税込）で販売されており、その内容は十分に価値あるものと言えるでしょう。

綿矢りさの最新作『激しく煌めく短い命』。ぜひ、その魅力を味わってみてはいかがでしょうか。