妹なんか生まれなければ
2025-08-27 16:36:45

新刊コミック『妹なんか生まれてこなければよかったのに』が描くきょうだい児の苦悩と希望

SNSで話題の新刊コミック



2025年8月26日、株式会社飛鳥新社から新たなコミックエッセイ『妹なんか生まれてこなければよかったのに きょうだい児が自分を取り戻す物語』が発売される。この作品は、近年SNSで注目を集めている「きょうだい児」という存在にスポットを当てたものだ。きょうだい児とは、障害のある兄弟姉妹がいる人を指し、その独特の立場からくる経験や感情の葛藤を描いている。特に、本作は著者のうみこさんが社会福祉士としての知識と実務経験を生かし、きょうだい児たちの実情をリアルに反映している。

きょうだい児の感情と経験



近年、SNS上では多くのきょうだい児が自らの体験を投稿し、家庭内での孤独感や自己犠牲、言えなかった想いを語っている。こうした投稿は、多くの共感を呼ぶ一方で、批判の声も少なからず存在し、「きょうだい児」がどのような立場なのかが再評価される必要性があることを示している。

本書では、主人公の透子が家族内で抱える葛藤が描かれており、婚約者との関係にまで影響を与える様子がリアルに表現されている。透子は知的障害を持つ妹・桃乃の世話を担う母親と、無関心な父との関係を通じて、きょうだい児としての辛さを身近に感じることとなる。

あらすじとキャラクター



物語は、透子が大学時代からの婚約者洸平との顔合わせの日に、洸平の母から反対されることから始まります。その理由は妹・桃乃の存在であり、透子は複雑な感情を抱えながら生きていく。この気持ちを抱えつつ、社会福祉士としての経験をもとにした著者の思いや、社会的なメッセージが色濃く反映されている。

監修者の考え



監修を担当したSibkotoは、きょうだい児の実体験を持つ人々が互いに寄り添うためのサイトとして機能しており、もっと多くの人にこの状況を理解してほしいと願っています。この物語は、障害のある兄弟姉妹との関わりにおける心の葛藤や、時には別々の人生を歩みたいという気持ちも描写されています。きょうだい児は、その立場において義務を感じることなく、自分自身の選択を自由にする権利があることも強調されています。

著者のプロフィール



著者のうみこは、愛媛県出身の漫画家・イラストレーターであり、社会福祉士の資格を持ちながら、さまざまな福祉現場での経験を活かしている。Instagramでは6万人以上のフォロワーを誇り、現在は二児の母として育児と創作を両立させている。本作を通じて多くの人々に、きょうだい児の現実とその感情を知ってもらいたいと願っている。

本書を通して、多くの読者がきょうだい児の心の声に耳を傾け、自分自身の感情や経験と向き合うきっかけを持つことを期待したい。


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