ヴィンテージデニムの新たな幕が開く
2025年2月26日に、株式会社リットーミュージックが発行した新刊『WAR DENIM 神格化された「大戦モデル」を解読する』が発売されます。著者の青田充弘氏は、以前の著書『501XXは誰が作ったのか?』から更に深い研究を続け、本書にその成果をまとめました。この書籍では、特に高値で取引される「大戦モデル」の真実に迫る内容が多く、ヴィンテージデニム愛好者には必読の一冊となるでしょう。
大戦モデルの存在意義
ヴィンテージ市場で高い人気を誇る大戦モデルですが、その実像は謎に包まれています。多くの人々の憶測や思い込みから生まれた様々な語りが存在しますが、具体的な生い立ちや終焉までの経緯はあまり知られていません。このため、青田氏は研究を通じて、その背景や重要性を明らかにすることを目指しました。
書籍の内容
書籍全体を通じて、写真や資料が豊富に含まれており、ヴィンテージデニムの変遷を追うことができます。特に、新発見が多く含まれる簡素化モデルとウォーモデルの変化についての考察は、これまでの常識を覆すものです。
- - ワークウェアの法令推移図
- - 大戦モデルの基礎知識
- - 戦局で変化する簡素化司令
- - 国民共用作業服 ウォーモデルの登場
- - 大戦中のリーバイス501XX都市伝説
- - H.D.Leeと大戦モデル
これらの内容は、ただの歴史的視点のみならず、今後のデニムファッションにも影響を与えることでしょう。特に、リーバイス501XXに関する都市伝説を取り上げた章は、知識の幅を広げる上で非常に興味深いものです。
著者の経歴
青田充弘は、青山学院大学の大学院を卒業後、電子部品メーカーでの材料開発に従事しました。その後、彼は自身の研究の成果としてさまざまな書籍を執筆しています。デニムに限らず、素材や歴史に対する深い理解を持っている彼の研究は、常に業界内外から評価されています。
ヴィンテージデニム愛好者への必須アイテム
今後のファッションや文化の中で彼の研究がどのように活かされるのか、その点にも注目したいところです。本書『WAR DENIM』は、デニム文化学者やファッションに敏感な読者にとって、重要な資料となることでしょう。これをきっかけに、ヴィンテージデニムの魅力に改めて目を向けてみてはいかがでしょうか。
新書『WAR DENIM』は、定価3,080円(税10%込み)で、立東舎から出版されます。さまざまな情報が詰まったこの書籍は、確実にあなたのデニムに対する見方を変えてくれるでしょう。