松本隆55周年特番!歌詞の革命児の魅力を再発見しよう
昭和の音楽シーンを彩った作詞家、松本隆のデビュー55周年を祝う特別番組がBS日テレで放送される。これまでに生み出した約2100曲の中から、50曲以上がランキングで1位を獲得した松本。彼が作り出した名曲の数々と、その背景に迫る内容だ。
本特番では、彼のルーツである1969年に結成されたバンド“はっぴいえんど”に再びスポットライトが当てられる。このバンドは、当時英語の歌詞が主流だった日本の音楽界において、日本語でのオリジナル楽曲を掲げた先駆者たちであり、「日本語ロック論争」を引き起こす契機となった。解散から53年経った今でも、その影響力は色褪せることがない。
松本隆のキャリアは、1965年に始まった。わずか19歳でのデビュー時、彼はトレードマークともいえる「風」という言葉を巧みに使い、ジャンルを超えた多様な作品を生み出してきた。「意味がわからない英語で歌っても心が動かない」と語る彼の信念は、詞に対する愛情とリスペクトを反映し、今もなお変わらず多くのファンを魅了し続けている。
特に注目したいのは、彼の初の大ヒット曲である太田裕美の「木綿のハンカチーフ」だ。松本が描いた遠距離恋愛のすれ違いは、実在のモデルを基にしたもので、今回の番組ではそのモデルだったディレクターが登場し、曲の誕生秘話が明らかにされる予定だ。これにより、ファンにとって新たな発見があることは間違いない。
また、番組では松本隆の75歳という節目を迎えた今の日常生活にも密着取材が行われる。彼は京都にて13年間の生活を送り、息子や孫世代の仲間と共に過ごすカジュアルな様子が映し出される。さらに、初めてラジオのレギュラー番組を持ち、そのパーソナリティとして近藤真彦を迎える場面も見逃せない。過去のヒット曲を作詞した戦友との再会が、どのような会話を生むのか期待が高まる。
特番では、斉藤由貴のデビュー40周年を祝うコンサートにも松本が出席し、彼の作詞による名曲『卒業』が披露される。客席での彼の反応や、楽屋での密着取材も行われる予定で、松本隆の音楽に対する深い愛情が垣間見える瞬間が想像される。
さらに、番組ナビゲーターを務める阿川佐和子のトークによって、松本隆の隠された魅力や側面に迫り、彼の音楽の根底にある思いに迫る。この特番を通じて、ファンは松本隆という人物の全貌をより深く理解することができるだろう。
この松本隆の55周年特番は、5月22日(木)の夜8時からBS日テレ及びBS日テレ4Kで放送される予定。これまでの活動を振り返るとともに、未来へ向けた期待感も高まる、彼の音楽の旅がどのように描かれるのか、見逃せない一夜となりそうだ。また、公式サイトで情報を確認することもできるので、ぜひ訪れてみてほしい。
下記が番組の詳細だ。
- - 放送日時: 5月22日(木) 20:00〜21:54
- - 出演者: 松本隆、近藤真彦、斉藤由貴、クミコほか
- - ナレーション: 阿川佐和子
- - 番組HP
松本隆の言葉の力とともに、彼の音楽世界を再発見するチャンスをお見逃しなく。