磁器づくり入門書の魅力
陶芸の中でも特に繊細な技術を要する磁器づくり。その魅力を余すことなく伝える書籍「磁器づくり入門」が2026年3月5日に出版されます。この本は、初心者から上級者まで、全ての陶芸愛好者に向けて、手のひらに収まるほどの技術を丁寧に教えてくれます。
本書では、基本的な磁器づくりの技法を紹介しています。最初は土を練ることから始まり、素材の選び方、成型技術、そして絵付け、焼成まで、一連のプロセスを分かりやすく説明しています。特に練りの部分では、タニシ練りを中心に、その再生方法や実践的アイデアなど、皆が実際に取り組んでみたくなるような情報が満載です。
成型技術の理解
次に成型の技術に移ると、塊づくりや紐づくりなど、さまざまな方法が紹介されています。それぞれの長所や短所についても詳しく解説されているため、読者は自分に適した技法を選ぶことができるでしょう。具体的には、湯呑や板皿、飯椀、マグカップ、さらには急須など、さまざまな形状の作品を作る過程が描かれています。
多彩な装飾方法
装飾技法も見逃せません。蛍手や釉象嵌、イッチン、用絵具といった多様な装飾方法を詳しく解説し、著者ならではの優雅で繊細な装飾技術を豊富な写真とともに紹介しています。これにより、読者は視覚的にも楽しみながら、装飾技術を学ぶことができます。
焼成の重要性
そして、釉掛けや焼成までの過程も詳しく説明されており、作品づくりの全ての流れを理解することができます。焼成は特に重要な工程であり、それによって作品の質感や色合いが決まります。この本では、それぞれの技法をしっかりと学び、実践することができるため、誰もが磁器づくりに挑戦したくなること間違いなしです。
誰にでもおすすめ
初心者でも理解しやすい内容になっているため、これから磁器づくりに挑戦してみたい人にもぴったりです。また、細かな技術解説は上級者にとっても役立つ情報が多く盛り込まれているため、誰でも自分のペースで技術を磨くことができるでしょう。
著者のプロフィール
本書の著者、奥絢子さんは1978年に神奈川県で生まれ、武蔵野美術大学の陶磁科を卒業後、陶芸教室での経験を積みました。2008年には東京都目黒区に自ら窯を築き、現在は品川区に移転した後も「陶房momo」を主宰しています。数々の公募展で選出・受賞している実力派であり、独自のシャープさと柔らかさが共存する作風で多くのファンを魅了しています。
「磁器づくり入門」は、こうした著者の経験と技術が詰まった一冊であり、陶芸に興味を持つ全ての人々に手に取っていただきたい作品です。