音楽が彩る『HEART ATTACK』
2025-11-26 13:30:09

ドラマ『HEART ATTACK』、アジアTVアワード候補に!音楽の力で描く新たな世界

ドラマ『HEART ATTACK』がアジアTVアワードにノミネート!



ブラックキャットホワイトキャットミュージックが手掛けたドラマ『HEART ATTACK』が、インドネシア・ジャカルタで11月28日と29日に開催される「30th Asian Television Awards」のBest Drama Series部門に見事ノミネートされました。この作品は、主演に寛一郎さんと三浦透子さんを迎え、3月にフジテレビが運営する動画配信サービスFODで全話配信されていた注目のドラマです。

音楽を通じたキャラクターの表現



本作の特色は、Black Cat White Cat Musicによる劇伴制作です。この制作にあたっては、単なる背景音楽にとどまらず、登場人物やその世界観そのものを音で表現することが重視されました。ストーリーには、超能力を持つヴァリアントと彼らを制圧しようとするVCMという機関が対立しています。この二つの立場に応じて、音楽のキャラクターに差異を持たせて設計されています。

音楽の対比で人物を際立たせる



迫害する立場のVCMには、冷たさを感じさせるインダストリアルなサウンドを採用し、一方でヴァリアントには、より親密感のあるオーガニックな音が使われています。この音楽的な対比によって、キャラクターの内面性や感情の揺れが際立ち、ストーリーがより深いものとなっています。

表現は音から視覚へ



また、Variaによって生活する環境や衣装などの視覚的要素も音楽に巧みに取り入れられています。スラムで生活するヴァリアントのシーンでは、缶を叩くといった即興的な音使いがされています。それによって、物語の雰囲気が音でも忠実に表現されています。

創造的なアプローチ



さらに、制作される曲の数は20〜30曲に及び、物語の展開に沿ってリアレンジを行います。こうした音楽設計により、キャラクターの成長や心理的変化を音で表現し、多層的な物語を築き上げる試みが行われています。

他の受賞歴も



この作品は他にも、9月に台湾の台北で行われた「ContentAsia Awards 2025」において、アジア地域向けドラマ部門で銀賞を受賞。国際舞台でも高い評価を得ており、視覚と音楽が一体となったその新しい制作手法は注目を集めています。

音楽の力を再確認



Black Cat White Cat MusicのCOOであるエリック・ライフ氏は『Heart Attack』の劇伴制作について、「視覚と音楽を融合させることを意識し、登場人物や世界を音で体感することを目指しました。従来の日本ドラマとは異なるアプローチですが、フジテレビがオープンにアイデアを受け入れてくれたことに感謝しています」とコメントしています。

Black Cat White Cat Musicについて



Black Cat White Cat Musicは2018年に設立され、東京を中心にロサンゼルスやタリンでも活動を展開している音楽エージェンシーです。世界中のアーティストと手を組み、広告や映画など多岐にわたる映像音楽を手掛けています。

このように、音楽の影響力を再認識させる作品、ドラマ『HEART ATTACK』。アジアTVアワードでの結果が楽しみです。


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