鬼にきんつば坊主
2025-05-28 11:51:03

恩田陸が絶賛!新潮文庫の話題作『鬼にきんつば坊主と同心、幽世しらべ』とは

大江戸の甘味と幽霊譚を楽しむミステリー



新潮文庫から、本日発売された『鬼にきんつば坊主と同心、幽世しらべ』は、江戸を舞台にした魅惑のミステリー小説です。本作は、日本ファンタジーノベル大賞2025の最終候補にも選ばれており、作家であり選考委員の恩田陸氏からも「とても面白かった!」との高評価を得ています。これから、この作品の魅力を探っていきましょう。

物語の舞台は江戸、最強バディが登場



物語は、強面の同心・河原小平次と美貌の僧侶・蒼円の二人が中心です。小平次は冷徹な外見とは裏腹に、甘党で幽霊に対しては恐怖心を抱いているという一面も。この二人がタッグを組み、江戸の町で幽霊がもたらす謎を解き明かしていく様子は、読者をじわじわと引き込むストーリー展開が魅力です。

恩田陸、森見登美彦、ヤマザキマリが絶賛



本書について、恩田陸は「のっけからするりとお話に入れ、とても面白かった」と語ります。また森見登美彦は「エンターテインメント作品としては文句なしの出来。シリーズ化すれば、更に人気が出そう」と期待を寄せています。さらにヤマザキマリは、「読み始めから最後までアワードの応募作だということを忘れて夢中になって読んでしまった」と絶賛しています。彼らが語る通り、本作には特別な魅力が詰まっています。

和菓子の描写に心奪われる



本作に見逃せない要素は、登場人物たちが頻繁に楽しむ和菓子です。「鬼にきんつば」と名づけられたこの小説では、しっかりとした和菓子の描写が読者を和ませます。小平次と蒼円が交わす会話の中に、ちょっとしたユーモアが含まれ、和菓子を味わうシーンはどれも美味しそうで、読者の想像をかき立てることでしょう。

シリーズ化への期待



『鬼にきんつば坊主と同心、幽世しらべ』は、実は日本ファンタジーノベル大賞の隠し玉とも言える作品です。人気作の「しゃばけ」シリーズのように、シリーズ化への期待が高まります。恩田陸は解説の中で「良い小説は続きが読みたくなるものだ」とも語っており、今後の展開が心待ちになります。

書籍データ



この作品は、2025年5月28日に新潮社より発売されます。著者の笹木一は図書館職員という異色の経歴を持ち、本書がデビュー作となります。新潮文庫からの発刊で、価格は781円(税込)と非常に手頃です。興味を持たれた方は、ぜひ手に取ってみてください。

まとめ



『鬼にきんつば坊主と同心、幽世しらべ』は、幽霊譚と江戸の甘味を融合させた新たな時代小説であり、ミステリーを好む方には必見です。この作品は、恩田陸や森見登美彦などの著名作家たちからの絶賛を受けており、話題性も抜群。ぜひ、江戸の不思議と甘美な世界に浸ってみてはいかがでしょうか。


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