ニップンドーナツが経費精算業務を大幅削減、Bill One経費を導入

ニップンドーナツが新たに導入した「Bill One経費」の効果

関東を中心に「ミスタードーナツ」や「築地銀だこ」を展開するニップンドーナツ株式会社が、Sansan株式会社のクラウド経費管理サービス「Bill One経費」を導入しました。このサービスの導入によって、ニップンドーナツは経費精算業務を大幅に効率化し、月に100時間以上の時間を削減することに成功しました。

経営の効率化の背景

従来、ニップンドーナツの店舗は消耗品や備品を小口現金で購入しており、その管理に多くの工数がかかっていました。店員は事前に本社へ申請を行い、承認後に銀行で現金を引き出し、それを店舗で管理する必要がありました。これにより、経費精算業務はかなりの負担となり、さらに月末には領収書をまとめて郵送するというアナログな工程も存在しました。

しかし、Bill Oneの導入によって、店舗と本社管理部門の業務がオンラインで完結することが可能になり、効率化が図られました。

店舗の生産性向上

ニップンドーナツの店舗では、Bill Oneが提供する「Bill Oneビジネスカード」を使用することで、購入時の小口現金が不要となりました。このサービスを利用することで、店舗は銀行に出向く必要がなくなり、事前申請や現金管理の工数を大幅に削減することができるのです。さらに、支払い情報が自動で反映され、領収書の提出もスマホからの簡単なアップロードだけで済むため、業務が大幅に効率化されます。

この結果、月間で約70時間の業務時間の削減を見込んでおり、店舗スタッフは接客業務により多くの時間を割くことができるようになります。

本社管理部門の業務削減

さらに、Bill Oneの導入により本社管理部門の業務負担も軽減されました。従来は領収書を紙で受け取り、照合や整理の作業が必要でしたが、オンラインでの領収書アップロードによってそれが不要になりました。これにより、郵便物の受け取りや開封、さらには確認業務が省けることが実現し、おおよそ月に30時間以上の工数削減が期待されています。

本社では、経費の現金管理がなくなることで、従来行われていた現金監査や通帳名義変更の手間も省かれ、より高い生産性を確保することができるようになりました。

導入後の反響

ニップンドーナツ管理部の喜多元樹部長も、Bill Oneの導入によって業務処理の負担が大幅に軽減されたと語っています。以前は月末の領収書の処理に多くの時間がかかっていたが、今ではその時間が約半分近くに短縮されたとのこと。また、領収書のオンライン処理により、以前のように金額の不一致を確認する精神的な負担もなくなり、双方にとってのストレスも軽減されたとしています。

店舗運営への позитивな影響

ミスタードーナツの店主である山田萌夏さんも、新しい経費精算システムに満足しています。店舗での消耗品の購入における時間の効率も向上し、リマインド機能によって領収書の提出漏れがなくなりました。今では、業務にかける時間をお客様との接触時間にシフトできるようになり、運営に対するポジティブな影響を感じているとのことです。

会社概要

ニップンドーナツ株式会社は、1972年に設立され、日本国内において「ミスタードーナツ」と「築地銀だこ」を展開している企業です。本社は東京都に位置し、現在、約53名の正社員が勤務しています。

ニップンドーナツは、今後も業務の効率化を追求し、顧客により高い価値を提供できる店舗環境の整備に努めていくことを表明しています。今後の取り組みも楽しみですね。

ニップンドーナツ公式サイト