『始まりの声』配信
2025-07-23 11:27:42

ドイツ人少女の声が描く長崎の記憶、オーディオドラマ『始まりの声』配信開始

ドイツ人少女の記憶を辿るオーディオドラマ『始まりの声』



2025年に配信が開始されるオーディオドラマ『始まりの声 ― 8月9日、ドイツ人少女の記憶 ―』は、オランダから届けられる作品で、長崎原爆をテーマに物語が展開されます。本作では、当時日本にいたであろうドイツ人少女フランカの視点を通じて、戦争の悲劇や核の脅威、人間の愛情が織り交ぜられた深いストーリーが描かれています。

史実とフィクションが交錯する物語



この作品は、オランダで音声コンテンツを制作している「NOX」によって制作されました。オリジナル版『NAGASAKI』はオランダ語と英語で発表され、2023年にはオランダ・ポッドキャストアワードにノミネートされるなど、その注目度は高まっています。日本語版の配信は2025年7月24日に開始予定で、主人公フランカの声には長崎市在住のフリーアナウンサー、前田真里さんが起用されており、その美しい日本語が物語に深みを与えています。

フランカとヤスコの運命的な出会い



1945年、長崎。フランカはドイツ人外交官の娘として、日本で完全に異質な存在感を持つ少女でした。孤独感を抱えながら過ごしていた彼女は、日本人の少女ヤスコとの運命的な出会いによって心を揺さぶられることになります。この出会いが、フランカにとって全てを失った日々における希望の象徴となり、彼女の心に新たな光をもたらすのです。スリリングな展開とともに、彼女たちの絆がどのように育まれていくのかが気になるところです。

国境を越えた平和の問い



このオーディオドラマは、ただの歴史の物語ではありません。国境を越えた人間のつながりや、平和への問いかけを強く感じさせる内容になっています。フランカとヤスコの関係を通じて、私たちが今あらためて考えなければならないテーマが浮かび上がります。

配信情報と制作スタッフ



本作はYouTube、Spotify、Apple Podcastなどのプラットフォームで配信される予定です。脚本と演出はルーク・インハン、音楽と録音はシーツェ・ダーメンと三浦元徳が手がけています。声の出演には、前田真里さんに加え、オランダのビルギット・ウェリンクさんも参加しており、国際色豊かな作品となっています。

公式SNSと問い合わせ情報



『始まりの声』の公式SNSでは、最新情報や関連コンテンツが随時更新されています。興味のある方はぜひチェックしてみてください。また、作品に関する取材や問い合わせは、広報担当までご連絡ください。

戦争の痛みを伝えるだけでなく、未来への希望をも届けるこの挑戦的なオーディオドラマに、ぜひご注目ください。


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