日常の疑問を解き明かす数学の楽しさ
2026年8月28日、株式会社小学館クリエイティブから新刊『暮らしの「なぜ?」から始める 1日3問の数学レッスン』が発売される。この本は、秋山仁氏が監修し、大人が日常で感じる疑問を数学を使って解決するための内容が詰まっている。
身近な疑問を数学で解決
本書では、「20%オフと20%ポイント還元はどちらがお得?」「宝くじで大儲けできる?」「コピー用紙はなぜあの形なの?」など、一度は考えたことがある問いが取り上げられている。これらの疑問を通じて、数学の基本的な概念である割合、確率、図形、方程式などをやさしく解説。全8章で構成されており、無理なく、楽しく進められる。
特に特徴的なのは、読者が疑問に寄り添う形で進む対話形式。秋山氏と、数学の再学習に興味を持ち始めた主婦・まゆみさんが軽快なやり取りを交わしながら、数学本来の面白さを引き出していく。そのため、数式を暗記するのではなく、理解するところに本書の魅力がある。
日々の達成感が育む学び
1日3問の問題に挑戦できる形式は、学びやすく、飽きが来ない。章末には「章末問題」を用意し、それぞれの内容を確認しながら進めることができる。毎日少しずつ解くことで、「わかった!」という感覚が得られ、自然と数学に対する苦手意識が薄れていく。
問題も多様で、ビジネスや日常生活に役立つものや、パズル感覚で楽しめる問題が含まれているため、数学が苦手だった人でも挑戦しやすい構成になっている。
秋山仁の数学の哲学
秋山仁氏は次のように述べている。「数学とは、単なる計算の技術ではなく、複雑な世の中を整理し、自分なりの答えを導き出すための『考える力』そのものです」。この言葉は、読者に対して数学が持つ本質的な価値を思い起こさせる。
本書を通じて、日常のニュースや統計、身近な出来事に対する見方が変わることでしょう。昨日までとは違った視点を持って、数学と仲直りする旅に出かけてみませんか。
著者プロフィール
秋山仁氏は、1946年に東京都で生まれた数学者で、東京理科大学の名誉教授。東京理科大学理学部応用数学科を卒業し、以後理学博士として幅広く活動。さまざまなメディアにも出演し、数学の楽しさと美しさを伝えている。その功績は多岐にわたり、数々の賞を受賞している。特に、数学への深い理解とその楽しさを広めることに情熱を注いでいる。
新しい知識を身につけ、数学と向き合う第一歩を踏み出すために、本書を手に取ってみてはいかがだろうか。