日本の映画クリエイターがカンヌで挑戦、JAPAN PITCHが開催
2026年5月16日、フランスのカンヌ国際映画祭内で行われた「Marché du Film」のジャパン・パビリオンにて、日本の映画クリエイターたちによるピッチイベント「JAPAN PITCH」が開催されました。このイベントは、国際共同製作を目指す新進気鋭の映画製作者たちが、自らの熱い企画を世界へ向けて発信する場です。主催は株式会社アットムービーが進めるアクセラレータープログラム「ATMOVIE GLOBAL TRACK」であり、文化芸術活動基盤強化基金の助成を受けています。
選抜された5名のフェローが登壇
JAPAN PITCHには、14名のフェローから選ばれた5名が登壇しました。登壇者は、ソウジ・アライ(『Their Own Sake』)、定谷美海(『Almost Goodbye』)、古山知美(『My Missing Half』)、宮瀬佐知子(『Portrait of Absence』)、関駿(『Her Voice』)の5名です。彼らは全編英語でプレゼンテーションを行い、国際共同製作に向けた自身の企画をアピールしました。
この日は、多くの映画プロデューサーや業界関係者がジャパン・パビリオンに集まる中、熱気が溢れる現場となりました。日本のクリエイターへの注目が非常に高まっている証拠とも言えるでしょう。
グローバルな交流の場としての役割
JAPAN PITCHは、単なるピッチイベントにとどまらず、国際映画市場への架け橋となりました。ピッチの後にはネットワーキングレセプションも行われ、フェローたちは多くの映画業界のプロフェッショナルと直接交流する機会を得ました。これにより、企画について具体的なフィードバックを受けたり、国際共同製作への新たな可能性を感じることができました。
特別セッションでの国際的なつながり
今回のJAPAN PITCHはジャパン・パビリオンだけでなく、インドの「BHARAT(バラト)パビリオン」や「Afro Cannes」での特別セッションも実現しました。これらの場では、選抜フェローたちが国際的なつながりを広げ、新たなパートナーシップの可能性を開く貴重な機会となりました。
フェローたちの手応えと今後の計画
参加したフェローたちは、「自分たちの企画が世界に届く」という自信を得ると同時に、ピッチを通じて得たフィードバックをもとに、具体的なアプローチを開始しています。彼らの意識は「待つのではなく、自分から行動してチャンスを掴む」という力強いプロデューサーマインドに変化しています。
主催者である株式会社アットムービーの森谷雄代表は、「日本のクリエイターのポテンシャルと、国際共同製作への関心の高さを確信しました」と語り、今後もこのプログラムを通じて、更なるサポートを行う意向を示しています。
今後の展望
ATMOVIE GLOBAL TRACKは、今回のJAPAN PITCHをきっかけに、国内外の映画祭やピッチイベントへの参加を進め、フェローたちの国際共同製作について幅広い学びを提供することを目指しています。具体的には、海外のプロデューサーとのマッチングや国際市場を見据えた企画の深化を図り、実務的なサポートを続けていく計画です。特に、釜山国際映画祭への参加など、さらなる国際的な展開を視野に入れています。
今後、JAPAN PITCHを通じて生まれる新たな作品や、国際的に活躍する日本のクリエイターたちの姿に期待が高まります。