ディープテックの革新を促す新著『深技興国』が登場
事業共創カンパニーである株式会社Relicから、新たな書籍『深技興国 ディープテックによる未来産業論』が2025年10月1日に発表されます。この書籍は、テクノロジーの活用がいかにして未来産業の発展に寄与するかを論じたもので、著者はディープテックの第一人者であり、Relicの執行役員である金子佳市氏です。
ディープテックとは、科学的な研究や技術を基盤とした新たなビジネス領域を指し、持続的な価値創出が期待されています。金子氏はこれまでに300件以上のディープテック企業の事業化に携わり、多くの成功事例を築いてきました。本書では、これらの経験を踏まえ、ディープテックがいかにして産業の革新をもたらすのか、その過程や課題について詳述されています。
死の谷を越え、未来を創るために
本書では、テクノロジーを活用して「死の谷」を乗り越え、企業や研究機関が生み出す技術が社会に実装される流れを作ることの重要性が強調されています。特に、日本の研究や技術が国際的な競争において主導権を握るためには、産学官の連携が不可欠であり、そのための具体的な戦略や実践知が紹介されています。
金子氏は、「日本はこれまで、技術を世に出すことができず悔しい思いをしてきたが、今やその環境が整いつつある」と述べています。官民の連携を通じて、大学や研究機関からの知識を企業が活用できるようにし、持続可能なビジネスモデルを構築することが求められています。
書籍の概要と内容
『深技興国』は、以下の3つの部分に分かれています。
1.
シーズ、死の谷を渡る
新たなビジネスアイデアがどのようにアイデアから実装へと進んでいくのかを探ります。
2.
構造設計の原則とツール
効果的なビジネスモデルを構築するための具体的な方法論が紹介されています。
3.
産業実装と国家戦略へ
技術を国家の戦略にどう結びつけていくのか、広い視野で解説します。
著名な専門家からの推薦コメントも多数寄せられており、特に東京農工大学の濵田隆徳氏は、「本書は次世代の産業リーダーを育むための羅針盤であり、必携の一冊である」と称賛しています。
終章と未来に向けたメッセージ
終章では、技術の発展や産業の未来は、我々自身の手によって形作られるものであり、そのための道筋を示しています。これからの産業界には、ディープテックが求められ、挑戦を続けることが重要です。本書によって、多くのビジネスパーソンが新たな視点を得ることを期待します。
まとめ
『深技興国 ディープテックによる未来産業論』は、ディープテックの可能性を真剣に考える全ての人にとっての貴重なガイドブックとなるでしょう。特に産業界に関わる方々には、今後の参考として手元に置いておくことをお勧めいたします。
発売日は2025年10月1日、価格は税抜き1,930円です。今後の新たな事業展開の指針となる本書に、ぜひご注目ください。