「世界のブックデザイン2024–25」展開催のお知らせ
概要
TOPPANホールディングス株式会社(東東京都文京区)は、印刷博物館のP&Pギャラリーにて、2025年12月13日から2026年3月22日まで「世界のブックデザイン2024–25」展を開催します。本展では、2025年2月にドイツのライプツィヒブックフェアで表彰される「世界で最も美しい本2025コンクール」の受賞図書を含む、約180点の受賞図書を展示します。特に注目すべきは、ポーランドとポルトガルのコンクールの受賞作品が初めて紹介される点です。
展示される図書の内容
展示される図書の中には、日本の「第58回造本装幀コンクール」の受賞作品22点や、ドイツの「Die schönsten Deutschen Bücher 2025」からの受賞図書25点、カナダの「Alcuin Society Awards for Excellence in Book Design」より9点、オランダの「De Best Verzorgde Boeken」から30点、中国の「2024年度最美的书」から23点、そしてポーランドとポルトガルからそれぞれ34点、20点の受賞図書が掲載されています。
これにより訪れる人々は、様々な国が誇る美しい書籍に触れ、そのデザインや造本技術の違いを体感できる貴重な機会となります。
特筆すべき作品
本展では、特筆すべき受賞作品がいくつか展示されます。例えば、日本の知事賞を受賞した De-Silo 編の『生の実感とリアリティをめぐる四つの探求──「人文・社会科学」と「アート」の交差から立ち現れる景色』や、世界で最も美しい本2025金の活字賞を受賞した Stéphanie Baechler 著の『Forget Me Not』などがあります。
また、ポーランドでの金賞受賞作『Zywy zapis』や、ドイツの受賞作『Science/Fiction: A Non-History of Plants』も見逃せない作品です。
開催情報
本展の開催にあたり、以下の詳細情報をご確認ください。
- - 会期 : 2025年12月13日(土)〜2026年3月22日(日)
- - 会場 : 印刷博物館 P&Pギャラリー(東京都文京区水道1丁目3番3号 TOPPAN小石川本社ビル)
- - 開館時間 : 10:00–18:00
- - 休館日 : 毎週月曜日(1月12日、2月23日は開館)、12月27日~2026年1月4日、1月13日、2月24日
- - 入場料 : 無料(地下展示室入場時は別途料金が必要)
主催や後援について
本展はTOPPANホールディングス株式会社が主催し、カナダ大使館や日本グラフィックデザイン協会などによる後援があります。また、ゲーテ・インスティトゥート東京や日本印刷産業連合会、中国近現代新聞出版博物館などの協力も得て開催されます。
まとめ
印刷博物館は、TOPPANホールディングスが100周年を記念して設立した公共文化施設です。ブックデザインに興味のある方はもちろん、美しい書籍の世界を楽しみたい方にとって、この展示会は見逃せない機会と言えるでしょう。興味のある方は、ぜひ足を運んでみてください。