ライジングゼファーフクオカ、ホーム開幕戦での逆転劇に涙の敗北
2025年10月11日、福岡で行われたB.LEAGUE 2025-26シーズンのホーム開幕戦は、福岡のライジングゼファーが福島ファイヤーボンズに72-78で敗れるという結果に終わりました。
試合の流れ
試合はアギラール選手の華麗なダンクで始まり、開幕から会場は高揚感で包まれました。移籍後初得点を挙げた井手選手も、力強いドライブから得点を重ね、チームの流れを作ります。その後、リードや會田、狩野選手が3ポイントシュートを決め、序盤は福岡が優位に進める場面も見られました。ただし、ファウルが重なりリズムを崩してしまい、福島の堅守に押され気味となりました。
第2クォーターではバーレル選手がインサイドで存在感を示し、リード選手も多彩なシュートで活躍。前半を終えては福岡がわずかにリードを保ち、第3クォーターへと進みます。ここでは両チームの守備が光り、スコアが停滞する中でもリード選手は着実に得点を重ね、4点リードで最終クォーターに入りました。
しかし、最終クォーターは福島の3ポイントシュートに苦しみ、逆転を許してしまいました。バーレル選手のダンクシュートで流れを取り戻すも、終盤に福島に立て続けに得点を許し、惜しくも敗北の結果となりました。個人ではリード選手が24得点を記録し、存在感を放ったものの、チーム全体にセカンドチャンスポイントの獲得に苦労が目立ちました。
選手とコーチのコメント
福島監督は、ファンが多く集まった良い環境で試合ができたことに感謝しつつ、オフェンスの改善点について言及。特に第4クォーターでのターンオーバーが多かったことが悔やまれます。「昨年とは違うチームとして、リラックスしてプレーできるようにしたい」とチームへの期待を語りました。
一方で、青木選手は「特に重要な時間帯に得点が取れなかったのが敗因」と振り返り、試合映像を見直すことで改善点を見つける意欲を示しました。寒竹選手は、ホームでの初戦を迎える意気込みを語りつつも、ゲームの締め方についての課題を認識し、成長への意欲を見せました。
次戦に向けて
これからの試合に向けて、チームとしての連携を深め、「応援してくださる方々に期待を持ってもらえる試合をしたい」という選手たちの強い意志が感じられました。ホームでの敗北は屈辱ではありますが、改善を重ね、次回は勝利を耳にすることができるでしょう。選手たちのさらなる成長と戦いの舞台が今から待ち遠しいです。