青山星灯篭の魅力
2025-08-26 13:10:42

青山星灯篭が現代に蘇る!豊かな文化と共に開催

青山星灯篭が令和の時代に復活



青山星灯篭実行委員会と一般社団法人まちづくりののあおやまが、今年で9年目を迎える「青山星灯篭」を2025年9月13日(土)から15日(月・祝)の間、東京・北青山の「ののあおやま」を本会場に開催することが決定しました。この伝統的な行事は、江戸時代から明治時代初期にかけて青山で行われていたお盆の行事を現代に甦らせるものであり、地域の人々や逝きし人々を偲ぶ大切なイベントです。

江戸の伝統、青山の星灯篭


「青山星灯篭」という名称は、竹竿に提灯を掲げた様子がまるで星のように見えることに由来しており、二代歌川広重による浮世絵でも描かれてきた歴史があります。当時の青山は、関東の中心地として多くの人々に親しまれていました。実行委員会は、この行事を通じて、青山に息づく記憶や文化を見つめ直し、今の暮らしに何が大切かを問いかけたいと考えています。

山陽堂書店の情熱が復刻を実現


「青山星灯篭」の復興において重要な役割を果たしているのが、「山陽堂書店」です。創業134年を誇るこの老舗の本屋は、4代目の遠山秀子さんの情熱によって、二代歌川広重の浮世絵『諸国名所百景 東都青山百人町 星燈篭』を復刻しました。復刻は江戸時代から続く技術を持つ高橋工房に依頼し、当時の資料をもとに精巧に仕上げられました。こうした取り組みにより、青山の文化が次世代に継承されていくことを願っています。

地域の力で彩る星灯篭


「青山星灯篭」は、2017年に地域有志により再興され、最初は7基の灯篭からスタートしましたが、年々規模を拡大し、今年は約40基の灯篭が青山の街を彩ることになります。本会場の「ののあおやま」に加え、近隣の「きらぼし銀行本店」や「ワールド北青山ビル」でも星灯篭が飾られ、地域の一体感を楽しむことができます。

文化イベントで豊かに彩る星灯篭


この期間中、青山星灯篭に関連する文化的な催しも目白押しです。注目のプログラムには以下が含まれます。
  • - 「夜空の影絵ウランダランダ」(9/13): 影絵師と打楽器奏者のコラボで、幻想的な影絵を楽しむことができます。
  • - 星降る森の茶会(9/14): 特別な茶室での茶道体験を通じて、現代アートと伝統が交差します。
  • - しばふ能 〜舞囃子の夕べ〜(9/15): 芝生での能楽鑑賞を楽しむ、初心者向けのレクチャーもあり。
  • - 灯篭絵付けワークショップ(9/13-9/15): 来場者が灯篭に描いた絵が、夜の会場を温かく照らします。
  • - 星灯篭の縁日(9/13-9/15): 地域の楽しみ満載の縁日が開催され、特別な出張ポン菓子実演も実施される予定です。

萌芽する文化の場


青山星灯篭は、地域の人々の協力によって生まれる文化の発信地ともなっています。影絵や茶道、能楽など、現代の文化と伝統が融合したイベントが数多く用意されているため、訪れる人々に新しい感動を与えることでしょう。また、特別対談や展示も行われ、さらに深い理解を得ることができます。

この夏、青山の街を灯す星灯篭の光に、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。古き良き文化を再発見し、地域の人々と共に新たな思い出を作る機会となること間違いなしです。

開催概要


  • - 名称: 青山星灯篭
  • - 日時: 2025年9月13日(土)〜15日(月・祝) 点灯時間18:00-20:00
  • - 本会場: ののあおやま(東京都港区北青山3-4-3)
  • - 主催: 青山星灯篭実行委員会
  • - 詳細は公式HP(https://aoyamalanterns.com/)をご覧ください。


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