「Full House」:陸上の常識を覆す新たなイベント
2025年3月8日、千葉県千葉市のTIPSTAR DOME CHIBAで行われる「Full house」。この大会は、ランニングアドバイザーやタレント活動などマルチに活躍する三津家貴也がオーガナイザーを務める、陸上競技の常識を覆す新感覚のランニングイベントです。チケットの販売は2月2日からスタートしており、現在盛り上がりを見せています。
世界初:「魅せる」「観る」イベント
「Full house」は、単なる陸上競技ではなく、参加者と観客が一体となって楽しめるエンターテイメントです。約20名ほどの選手が出場し著名な陸上選手やタレント、インフルエンサーが競い合う層になっています。特に注目すべきは、ステージKでの競技で、世界陸上銅メダリストの藤光謙司選手が加わることでプロの真剣勝負が繰り広げられる点です。さらに、三津家貴也自身も若きランナー上山ソラタとのバトルが話題です。
大会のコンセプトと参加者の魅力
「Full house」には、会場を満席にするための多くの工夫が施されています。観客も一緒に楽しめるよう、勝敗予想のシステムを導入し、参加者には豪華賞品を贈呈します。こうした要素が新たなファン層を生み出し、陸上競技への注目を集めるための仕組みとなっています。
大会は、「フルハウス」という名称にも込められた意味があります。ポーカーのフルハウスのように、選手、観客、スタッフが全て揃い初めて成功するというモチベーションを示しています。
プログラムの概要
「Full house」のプログラムは全5種目。参加者は少人数で行い、従来の陸上競技の枠を超えた新しい形のレースが実施されます。ここで魅力的なのは、レースの前に選手の紹介PVが流され、観客が選手の人となりを知ることができるという、一体感の醸成です。さらに、華やかな演出や音響が選手のモチベーションを引き上げる演出も特徴的です。
大会スケジュールとしては、12時30分からの入場開始を皮切りに、14時から開演。ステージJではプロ志望の中距離選手が外国人選手と対戦したり、16時には芸人たちが参加するサバイバルレースが行われたりと、多彩なプログラムが予定されています。
三津家貴也の思い
「Full house」を立ち上げた三津家貴也は、日本の陸上競技界の現状に対する危機感を持っています。昨年の日本選手権では、多くの観客が空席となり、その様子から陸上人気の低下を実感したといいます。一方で、彼はエンターテイメント性を高めることで、観客数の増加を目指しています。この新しい試みが、次世代の選手たちに夢を与え、陸上競技への関心を高めることを期待しています。
さらに、観客もこの大会の重要な一部であることを強調し、競技を観るだけでなく、参加する楽しさを提供してファン層を広げる意気込みを示しています。
「Full house」は単なる大会ではなく、新たな熱狂を生み出すサプライズが詰まったイベントです。参加する選手、会場に足を運ぶ観客、すべての人にとって忘れられない一日となることでしょう。