ブラジル音楽の新たな一歩
2025-08-19 21:54:28

ブラジル文化を感じさせるフローラ・プリムとアイアート・モレイラの新アルバム

ブラジル音楽の新たな一歩



フローラ・プリムとアイアート・モレイラは、音楽界において名コンビとして知られていますが、彼らの新プロジェクトがついに始動しました。制作に関わるヒカルド・バセラールや、ドキュメンタリー監督のジョン・トブ・アズライとの出会いをきっかけに、3人の熱い思いが形になってきています。

新たなシングル「Aqui, Oh!」



8月29日にリリースされるシングル「Aqui, Oh!」は、トニーニョ・オルタとフェルナンド・ブラントによる楽曲で、二人の多様な音楽性が交わる瞬間を捉えています。このタイトルはポルトガル語で「ここだよ!」という意味で、彼らの音楽が持つ温かさと親しみやすさを象徴しています。

ヒカルド・バセラールはこのシングルと共に、2026年リリースを予定するフローラ・プリムとアイアート・モレイラのアルバムも手がけています。バセラールは、彼が若い頃から二人の音楽に影響を受けていたことを明かし、「彼らの作品と共に新しいアルバムを作るというアイデアは、自然な流れだった」と語ります。

創造的なコラボレーションの裏側



フローラとアイアートはスタジオで、音楽的な探求を続けながら新たなサウンドを追求しています。バセラールは「二人は常に進化し続け、ありきたりを避けている」と彼らの姿勢に対する称賛を惜しみません。シングル「Aqui, Oh!」では、フローラとバセラールがメインボーカルを分け合い、アイアートもパーカッションだけでなくボーカルでも参加しています。

アイアートは、「完成した音は自分の想像以上のものになった」と語り、このレコーディングが非常にポジティブなエネルギーに包まれていたことを振り返りました。さらに、彼とヒカルドは未発表の楽曲を集めたアルバムの制作も進行中です。

フローラ・プリムの振り返り



フローラは、ジャスミン・ミュージック・スタジオでの録音体験を振り返り、「素晴らしいミュージシャンたちが勢揃いしていた」とその感動を語りました。ヒカルドのサポートに感謝しながら、彼女は「多くのことを学び、ユニークな体験だった」と力強く述べました。

豊かな音楽的歴史



フローラ・プリムとアイアート・モレイラは60年以上にわたってパートナーとして歩んできた音楽家ですが、そのキャリアは並外れたものです。フローラは1967年にアメリカへ渡り、その後アイアートと結婚し、ジャズ界において重要な役割を果たしてきました。

アイアートは、ブラジルを代表する音楽家とされていますが、彼もまた多くのジャズの巨匠たちと共演し、現代音楽に大きな影響を与えています。彼らの音楽は、常に新しさを求めながらも、ブラジルの豊かな文化を反映しており、その魅力は今も色あせることはありません。

結婚式のエピソード



ヒカルドは、フローラとアイアートの結婚式を取り仕切った際のエピソードも紹介しました。フローラは急なお願いをしたそうで、二人の宗教的な背景を考慮した独自の式を行いました。招待客は限られたメンバーであり、温かい絆が築かれた瞬間だったとのことです。

音楽ドキュメンタリーと今後の展望



彼らのレコーディングの過程は、ジョン・トブ・アズライによる長編ドキュメンタリーとして記録され、今後も注目を集めています。バセラールは、意義のある音楽ドキュメンタリーの制作に意欲を燃やしており、自身のレーベルで良質なブラジル音楽を届け続けることを目指しています。

シングル「Aqui, Oh!」は、SpotifyやApple Musicなどの主要プラットフォームで配信されるとのこと。フローラとアイアートの新しいアルバムには、彼らの音楽の成果が凝縮されており、今後もファンの期待を裏切らないでしょう。ブラジル音楽の新たな一歩をぜひご注目ください。


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