松本清張賞フェアが新宿で開催!
2023年12月1日から12月31日まで、紀伊國屋書店新宿本店の2階「BOOK SALON」にて「松本清張賞フェア」が開催されることが発表されました。このフェアでは、松本清張賞の受賞作や受賞者の作品、さらには松本清張自身の傑作も並び、多くの文学ファンを魅了することでしょう。
松本清張賞とは?
松本清張賞は日本文学振興会が主催する文学賞で、長編エンターテインメント小説を対象としています。ジャンルに縛られることなく、新たな才能を見出す役割を果たしてきました。これまでに受賞した著者には横山秀夫や山本兼一、葉室麟といった、多くの著名作家が名を連ねています。受賞作品は文藝春秋から出版され、正賞には魅力的な時計が、さらに500万円の副賞が授与されることでも知られています。
過去には、横山秀夫の『陰の季節』や山本兼一の『火天の城』、葉室麟の『銀漢の賦』など、多くの名作が生まれています。
トークイベントの詳細
このフェアのために行われる特別なイベントとして、松本清張賞受賞者の井上先斗さん(2024年度受賞作『イッツ・ダ・ボム』)と、住田祐さん(2025年度受賞作『白鷺立つ』)のトークイベントが12月5日(金)に行われます。このイベントでは、二人の作家が自身の受賞作や、その背景、松本清張作品からの影響などについて語ります。特に、作家デビューまでの道筋についての話は、今後作家を目指す人にとっても貴重な体験となることでしょう。
さらに、ゲストMCとして「第一芸人文芸部」のピストジャムさんが参加し、イベントを盛り上げます。彼らは井上さんや住田さんの作品をすでに多くのメディアで紹介しており、彼らのパフォーマンスにも期待が寄せられます。
清張賞作家が選ぶ「わたしの一作」
フェアでは、13人の清張賞受賞作家が選んだ「松本清張、わたしの一作」というラインナップも展示されます。阿部智里さんや川越宗一さん、額賀澪さんなどの作品が並び、歴代受賞者が選ぶ作品を通じて松本清張の世界を再発見できる貴重な機会です。
作品の一部を以下に紹介します:
- - 阿部智里さん:「十万分の一の偶然」(文春文庫)
- - 額賀澪さん:「小説帝銀事件」(角川文庫)
- - 川越宗一さん:「或る小倉日記伝」(新潮文庫/角川文庫)
さらに、フェアを記念した特製小冊子や数量限定の特典グッズも用意されているとのこと。これらは、参加者に喜ばれることでしょう。
松本清張について知ろう
松本清張(1909〜1992)は、芥川賞受賞作家であり、社会問題と推理小説を結びつけた先駆者です。『点と線』や『ゼロの焦点』、さらには『砂の器』『黒革の手帖』等の作品はいずれも空前のベストセラーとなり、映像化も大成功を収めました。彼の作品は日本文学界において不朽の名作として広く読まれ続けています。
フェアの開催概要
- - 開催名:松本清張賞フェア
- - 期間:2023年12月1日(月)から12月31日(水)
- - 会場:紀伊國屋書店新宿本店2階「BOOK SALON」
この貴重な機会をお見逃しなく、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。文学作品に浸る素晴らしい時間を過ごせることでしょう。