キンコーズが8年連続で「健康経営優良法人」に認定
キンコーズ・ジャパン株式会社は、このたび「健康経営優良法人2025」に8年連続で認定を受けました。この認定は、日本健康会議が提唱する制度であり、企業が従業員の健康管理を戦略的に行っていることを評価するものです。企業の健康経営の取り組みが、特に優れているとされる法人が選ばれる中で、キンコーズが連続して選ばれた理由は何なのでしょうか。
健康経営の取り組みの実態
キンコーズは、従業員の健康維持と向上のために、コニカミノルタ健康保険組合と密接に連携しています。その成果として、様々な健康増進活動を通じて、二次健診の受診率向上や働きやすい職場環境の整備を実現しています。
1. 身体活動の促進
キンコーズでは、従業員の運動習慣を促進するために「歩け歩け運動」を実施しています。この運動は社内で通年行われており、歩数計やスマートフォン対応アプリを導入することで利便性を確保。加えて、評価指標として設定された「1日1時間以上の歩行または週2回以上の運動実施率」は前年の63.5%から66.6%に向上しています。
2. 禁煙対策の強化
禁煙については、屋内喫煙所の屋外化や禁煙デーの設定、就業時間内の禁煙化などを行い、教育・啓発活動にも力を入れています。禁煙支援プログラムや補助金制度も導入されており、従業員が禁煙に挑戦しやすい環境を整えています。
3. 睡眠の質の向上
健康な睡眠に関する意識も高めるために、定期的に睡眠に関するセミナーを開催しています。また、「3DSSチェックシート」を用いて、従業員が自身の睡眠課題を認識しやすくする仕組みを作っています。
4. 食事の改善
収集したデータをもとに、食事習慣を改善することを目的としたアプリ「あすけん」を導入しました。これにより、朝食欠食の対策を進め、不適切な食事をしている従業員の割合も前年比から減少しました。
5. ヘルスリテラシーの向上
健康に関する教育を強化するため、生理痛体験セミナーなどを実施。そのほか、「ワーク&ライフ相談窓口」を新設し、従業員が気軽に健康や働き方について相談できる環境を整えています。このような取り組みを通じて、キンコーズは従業員の健康意識を高め、全体のモチベーション向上にも繋げています。
未来への展望
キンコーズは、今後も健康経営に注力し、持続可能な社会の実現に貢献すると同時に、従業員が健康で生き生きと働けるような施策を続けていく方針です。8年連続の認定は、同社の努力の賜物であり、今後もその取り組みから目が離せません。
詳細については、健康経営優良法人認定制度の公式Webサイトもご確認ください。
健康経営優良法人認定制度のWebサイトはこちら
自社のアプローチが、より多くの企業にとっての模範となり、健康経営の重要性が広がることを期待しています。