石徹白で複数の伝統を受け継ぐ平野馨生里さんの物語と出版記念イベント

石徹白洋品店物語：女性起業家の挑戦

岐阜県の美しい石徹白（いとしろ）集落で、伝統を受け継いで新たなビジネスを生み出す女性の物語が描かれた書籍、『石徹白洋品店物語地域の宝を掘り起こす小さなビジネス』が2025年9月26日に出版されます。この本の著者、平野馨生里さん（いとしろようひんてん店主）は、地域の伝統を現代に融合させた作品を作り、地元の魅力を発信しています。書籍は、彼女が移住後に直面した困難や成功を通じた成長の物語を語ります。

起業家としての平野馨生里さん

平野さんは、慶應義塾大学を卒業後、PR会社で働いていました。しかし、郷里である岐阜県の地域づくりに没頭したいとの思いから、Uターンを決意しました。2011年に石徹白に移住し、2012年に「石徹白洋品店」をオープン。彼女は、地元で生産した藍や植物を使って、昔ながらの野良着を現代の感覚で制作しています。

平野さんは、自然素材を利用した服づくりだけでなく、地域の活性化にも尽力しています。「石徹白洋品店」は、共同通信社が主催する地域再生大賞で準大賞を受賞し、その取り組みが評価されています。また、ロンドンで開催された「MINGEI: ART WITHOUT HEROES」展にも参加し、石徹白洋品店は現代の民芸を象徴するブランドとして紹介されました。

出版記念イベントの詳細

書籍の発売に合わせて、2025年9月25日（木）に出版記念イベントが開催されます。このイベントでは平野さん自身が登壇し、執筆背景や石徹白洋品店の未来についてお話しする予定です。なお、参加者には石徹白洋品店特製オリジナルカードがプレゼントされます。

開催日は次の通りです：

- 日程：2025年9月25日（木）
- 時間：18:45～20:45（展示販売会は16:30から）
- 場所：自由学園明日館

参加方法は、会場での参加とオンライン参加の二種類が選べます。会場参加は50名限定で、書籍「石徹白洋品店物語」のサイン本が付いています。また、オンライン参加の際には、後に視聴可能な見逃し配信も用意されています。申し込みはPeatixより受け付けていますので、お早めの申し込みをお勧めします。

平野馨生里さんの想い

「私たちの暮らしや伝統を未来へ伝え続けるために、手作りの服を通じて何かを感じてもらえたら」と平野さんは語ります。彼女の情熱と地域への愛が込められた服作りを通じて、私たちも彼女の思いに触れてみることができるのです。

リクエストいただくと、書籍が注文できるほか、特製のオリジナルカードがもらえるチャンスがあります！

著者紹介
平野馨生里さんは、4人の子供を育てながら、自然の中で日々奮闘しています。石徹白洋品店を通じて、地域の魅力を発信し続ける彼女の姿は、多くの人に勇気を与えるでしょう。

ぜひ、本書を手に取り、平野さんの素晴らしい挑戦に触れてみてください。