ボビー・ラッシュとケニー・ウェイン・シェパードが贈る新作ブルースアルバム

ボビー・ラッシュ & ケニー・ウェイン・シェパードの新作アルバム『YOUNG FASHIONED WAYS』

本日、米音楽界の巨人、91歳のボビー・ラッシュとブルースギタリスト・シンガーソングライターのケニー・ウェイン・シェパードによるコラボレーションアルバム『YOUNG FASHIONED WAYS（ヤング・ファッションド・ウェイズ）』がリリースされました。このアルバムは、現代のブルースシーンを代表する2人が、その経験と技巧を存分に発揮し、心に響くハイエナジーなトラックを10曲収録しています。

アルバムでは、シェパードのギター技術とラッシュの情感豊かなボーカル、リズムギター、さらにハーモニカなどが見事に交わり、リスナーをブルースの奥深い世界へと誘います。さらに、リーリース前に公開された先行シングル「Who Was That」は、マーク・ウォールバーグ主演の映画『フライト・リスク』でも使用され、その存在感を示しています。実際、この映画は2024年に日本でも公開される予定です。

シェパードは、このアルバムについて「この作品は本物のブルースが詰まった特別なもの。ボビーとのコラボレーションによって、年齢の壁が無くなり、音楽を通じて深い絆が生まれた」と語っています。これまでに多くの共演を重ねてきた2人ですが、互いにリスペクトし合い、影響し合う関係性がこの作品に表れているのです。

一方、ラッシュは「私たちはこのアルバムを通じてお互いの才能を証明できた。音楽が私を若返らせ、毎日新たな発見がある。年齢に関係なく、共にブルースを奏でる喜びを感じています」とコメントしており、彼の音楽愛は衰えることを知りません。

ボビー・ラッシュとは？

ボビー・ラッシュは、数々の音楽賞を受賞している伝説のブルース／ソウルシンガーです。彼は「Porcupine Meat」、「Rawer than Raw」、さらには2024年には「All My Love For You」を発表予定で、これまでにグラミー賞を3度受賞し、その実力は世界中で認められています。またブルース・ミュージック・アワードでは16回受賞の実績を持ち、ブルースの殿堂入りも果たしています。

ケニー・ウェイン・シェパードとは？

ケニー・ウェイン・シェパードは、グラミー賞に5度ノミネートされるなど、ブルースギタリストとしての地位を確立しています。ビルボード・メインストリーム・ロック・チャートで8枚のトップ10シングルを獲得し、超個性的な演奏で多くのファンを魅了しています。彼のアルバム『Trouble Is...』は、B.B.キングやエリック・クラプトンと並ぶ名作とされています。

まとめ

このたびの『YOUNG FASHIONED WAYS』は、ボビー・ラッシュとケニー・ウェイン・シェパード、2人のアーティストの協力によって生み出された、心に響く珠玉のブルースアルバムです。配信は各音楽プラットフォームで行われており、今すぐにでも聴く価値があります。音楽の持つ力で世代を超えたコラボレーションが実現したこの作品をぜひお楽しみください。リリースを記念して、今後のライブパフォーマンスも期待が高まります。